紀伊國屋書店の女子採用基準が流出!「ブス、チビ、カッペ、メガネ、バカは絶対に避けること」
netgeek 2015年1月4日
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紀伊國屋書店の採用基準にかかわる極秘人事資料が流出し、それがあまりにも差別的だったとして大騒ぎになっている。
土井たか子議員が国会で紀伊國屋書店の資料を読み上げ、男女雇用機会均等法に反していると激怒。
紀伊国屋書店の中で、実はこれは内部で出されておりますマル秘の判こがついている資料がここにございます。
「女子社員採用にあたって留意すべきこと」「企業は人なり。そして採用は高価な買物である。良いもの、良く育つもの、適正に長もちするものを選び、粗悪品、欠陥品を掴まされてはならない。」
「(1)ブス、絶対に避けること。(2)チビ、身長百四十センチ以下は全く不可。(3)カッペ、田舎っぺ。(4)メガネ、(5)バカ、(6)弁が立つ、新聞部に属していたものはよく観察すべし。(7)法律に興味をもつ、前職・専攻課目・関心事に注意。(8)慢性の既往症、再発の怖れだけでなく、疲労し易いので不満を抱き易い。」
明らかに女性に対しての差別感というものが背後になければ、考えられないだろうと思うのです。
あまりにも率直でひどすぎる基準だ。田舎出身とメガネぐらいは許してほしいものだが…。しかし、あなたは「新聞部」という箇所になにか違和感を感じなかっただろうか?
実はこれは昭和58年の国会・衆議院会議でとりあげられた際の議事録なのだ。大昔のものだが、なかなか面白い資料だと思ったのでnetgeekで取り上げることにした。
ただ、約30年前には、今では考えられないような基準が堂々と社内のマニュアルとして使われていたことには驚くばかり。
当時は偏見や差別に関するルールも今ほどは厳しくなく、これが普通だったということか。
しかし、時代が変われば人の価値観やルールも変わるものということで、今の採用基準も30年後には信じられないようなものに思えるに違いない。そう考えると常識ほどくだらないものはない。