生まれつき前足がないチワワのターボくんはおもちゃから作られた歩行器を使って歩く
netgeek 2014年7月26日
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それでも何とか飼い主と暮らしていけるのだけど、水を飲むのも助けが必要で、ろくに一人遊びもできない。日頃、不憫に思っていた飼い主はある日、名案を思いついた。「そうだ、歩行器をつくって歩けるようにしてやろう!」
ターボくんのInstagrmではたくさんの画像が掲載されている。そちらから画像をいくつかピックアップして紹介しよう。
http://instagram.com/turbo.roo
ターボくんは一緒に生まれた兄弟の中で唯一前足がなかった。飼い主は複数の病院をまわって何とかならないかと相談したが、為す術はない。どうやら遺伝子の欠陥があるようで、先天性ということで治せるものではないのだ。できることといえば、後ろ足を筋力アップすることぐらい。
しかし、幸いなことに健康状態に異常はなく、ターボくんはとっても元気。
ただ、散歩にいけないと運動不足になりがちだし、なんとかしてあげたい。
あるとき、ちょっとした思いつきで補助具をつくってみた。これでは歩くことができないが、この方向性でいいんじゃないか!?いけそうだ!
スケートボードのようなものにしようかと色々な案が思い浮かぶが、問題は材料。特注すると莫大な費用がかかってしまう。そのときあるおもちゃが目に留まった。
フレームを金属に改造。高さと形を工夫してカート式の補助器具を開発。
できたものがこちら。あれ?なんか不服そう!?いや気のせいかな。ちゃんと使ってくれるといいんだけどな。
飼い主によると、カートに慣れるのとうまく歩けるようになるまで数日かかったという。一日数分を練習にあてて訓練した結果、ついに歩きまわれるように!ターボくんもご満悦の様子。「僕歩けるよ!」
このカートはあくまで一時的なもので、現在もっといいものを用意している最中だという。フレームもプラスチックにしてより軽くすると使いやすくなりそう。ターボくんはいい飼い主をもって実に幸せではないか。今後も障害に負けずに幸せに暮らしていって欲しい。
【おまけ動画】
歩行器を開発する前のターボくんの様子。