裏庭で見つけた子猫は生きることを選んだ
netgeek 2020年7月24日
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2020年になったばかりの頃、裏庭で小さな子猫が鳴いているのに気づいた。母猫がいなくなったらしく、ずっと一人ぼっちだ。
毛玉のような見た目。
保護したはいいが、まだ幼いので24時間体勢でご飯をあげる必要がある。
ロサンゼルスに拠点を置く動物保護団体レン・レスキューズのアシュリー・ケリーさんは世話役を申し出た。家についてから子猫をチェックしていくと鼻が蝶の形になっていることに気づいた。もしかしたら噛まれた跡が残っているのかもしれない。
チューブでご飯をあげたところ、子猫はお腹がいっぱいになったのかすやすやと寝始めた。毛布で包まれた姿はとても可愛い。
猫にはアエラという名前をつけた。
「アエラは素晴らしい存在であり、生き残ることを決めたようでした」
次第に足を使って歩くことを覚え、人間の注意を引きたいときは元気に鳴くようになった。
数週間してから獣医の診断を受けたところ、口が変形しており鼻腔が押し上げられていることが分かった。誰かに噛まれたわけではなかったのかもしれない。
「それでもアエラは自分の何が普通の猫と違うのか全く気にしていないようでした」
見つけたときにはわずか90gだったのにどんどんと体重が増える。
「一日の大半を遊んで過ごし、家の中を探検します。ボールのようなものや紙が好きです」
顔つきがしっかりしてきた。
性格はフレンドリーで初めて出会った人や動物と仲良くなれる。先に住んでいた猫のマルダーの愛情も勝ち取った。マルダーは当初、子猫が好きではなかったようだが、今では親密な関係だ。
「アエラは注意を引きたがり、ついにマルダーが折れたようでした」
「口の中が湾曲しているので歯を抜く必要があります。名前を呼ぶと走って来ます。アエラは私達の生活を大きく変えました」
安全な家でのんびりと暮らす毎日。アエラは幸せになり、同時にアシュリー・ケリーさんもより一層幸せになった。