ボロボロの猫を保護したい。人に慣らす作戦を開始した
netgeek 2020年4月27日
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2018年、Betty Hさんと夫は外をうろついている猫がいることに気づいた。家の近くでよく見かけるようになったその猫は体が汚れており、いつもお腹が空かせている。
生活に困窮していることは明らかだ。
オッドアイなのが特徴なこの猫は毛が長く、特に汚れが目立ちやすい。
「少しでも力になりたいと考え、食べ物と水をあげ始めました」
後にフラッフィーと名付けられるこの猫はやはり飼い主がいない野良猫のようだった。そこでBetty Hさんは保護することにした。
まだ警戒心が強いので1日に3回ご飯をあげつつ、一緒にいる時間を長くして信頼を得るようにする。
「はじめはできるだけ静かにしていました。猫は慣れてくるとためらいなく近くにいるようになり、私は話しかけました」
フラッフィーは次第に人間は信頼しても大丈夫なのだと理解したようだった。
「保護する直前にはご飯よりも撫でられることを欲していました。野良猫がここまでなるなんて驚きました」
2月中旬、フラッフィーはついに家の中に足を踏み入れた。
「今までで初めてだと思われるお風呂に入れました。そういえば鼻先が黒いことに気づきました」
タオルに包まれたとき、フラッフィーは上機嫌で喉を嵐のようにゴロゴロ鳴らした。どうやら初めてのお風呂は快適だったらしい。
「猫がここまで大きな音で喉を鳴らすのかと驚きました」
獣医に診てもらったところ、耳のダニと胃の感染症、寄生虫などの問題を抱えていることが分かった。
後日、毛を大胆に刈り、汚れたり絡まったりしている問題を一気に解決した。
嬉しいことに先に飼っていた猫のレイシーはすぐに仲良くなった。フラッフィーは子犬のような性格で遊ぶことが大好き。
あんなに汚れていたのに見違えるように綺麗になった。
親切な人に保護されて本当によかった。