目が見えない犬を支える相棒のジンジャー
netgeek 2019年7月3日
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目の見えない犬が介助犬の案内で階段を下りる。そんな動画が海外で注目を集めた。
元々は普通の飼い犬で介助の訓練は受けたことがない。
写真に写っているのはゴールデンレトリバーのジンジャーとキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルのキムチ。キムチは目が見えず、誰かのサポートがなければ日常生活を送るのが困難だ。
2012年、飼い主はフィリピンの保護施設からキムチを引き取った。
家では元々ジンジャーを飼っており、他の犬も家に招き入れたいと思っていたのだが、どうも相性がいまいち。
「ジンジャーはすべての犬を拒絶するようでした。でもキムチだけは受け入れたのです」
目が見えていないという特別な事情をしっかり理解しているようだった。
「2匹を散歩に連れて行くとジンジャーは優しく、キムチが立ち止まって息継ぎしていると舐めるのです」
驚くべきことはそれだけではなかった。
飼い主が2匹をロープで繋ぐと、ジンジャーは自然とキムチを介助するかのように寄り添って歩き始めたのだ。
普通の犬なら自分が行きたい方向に走り出してしまうだろうに、ジンジャーはしっかりとキムチを優先した。
Facebookページ「ジンジャーとキムチ」(@GingerAndKimchichi)では2匹が「アンバサダー」ならぬ「アンバサドッグ」と呼ばれている。2匹の微笑ましい映像はネット上で拡散され、すっかり有名犬に。テレビのインタビューも受けた。
ジンジャーが優しい性格でよかった。きっと飼い主も愛情をたっぷり注いで2匹を育てているのだろう。
「キムチはジンジャーに誘導されるのを嫌がっておらず、ほとんど抵抗もしません。ジンジャーは今やキムチの目なのです」