渋沢栄一の一万円札、プロのデザイナーが添削したらこうなった
netgeek 2019年4月13日
|
渋沢栄一氏が起用された新一万円札を見てあなたはどう思っただろうか?実はプロのデザイナーにとってはすごく違和感のあるデザインなのだという。
プロのデザイナーが添削した結果。
出典:https://twitter.com/ib_3rd/status/1115835924972298241
添削したのはTwitterユーザーの「Shiratama@ib_3rd」さん。新一万円札については当初から「数字のフォントが安っぽい」と指摘されていたが、それ以外にもたくさんツッコミどころがあるようだ。
▼従来は漢数字だった箇所が細い数字のフォントになっている。ユニバーサルデザインを意識したのだろうか。
配置が中央に統一されていない点、渋沢栄一氏の困惑したような表情など言われてみれば確かにおかしく感じられる。この指摘を行ったツイートは3万リツイートを超えて拡散された。
しかしながら中には反対意見もあり「デザイン面だけでなく機能面も考慮に入れて評価すべきだ」という声もあがった。
反対派の指摘。
出典:https://twitter.com/taketak23/status/1116306575214252033
例えば渋沢栄一氏の顔の横にあるスペースは偽造防止用の透かし文字が入っている。一見、何もないように見えるからと言って無駄なスペースというわけではないのだ。また、右上の緑色のマークについては視覚障害者が触って識別できるようにしている工夫なのだという。実は大きな意味がある必要なものだったのだ。
両者の意見を総合すると改善点は、数字のフォント、渋沢栄一氏の表情、各パーツの配置あたりだろうか。ホログラムや透かし文字については裏面に移動させてもいいかもしれない。
現在公開されているお札のデザインはおそらく仮のものなので、日本政府はこれから微調整を加えていくと思われる。
Comments (21)