ロンドン大学の戦争学博士「日本は悪くない。大問題は韓国が無線に応じなかったことだ」
netgeek 2018年12月30日
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意見を英語で発信してくれて助かる。
※上記の画像は今回のものではない
アレッシオ・パタラーノ博士は海上自衛隊と親交があり、軍事関係の知識が豊富。日本では防衛大学校客員教授、政策大学院大学研究員、青山学院大学客員研究員などの経歴がある。
アレッシオ・パタラーノ博士は今回、自身のTwitterでプレスリリースに基づいて事態を説明しながら独自の意見を述べた。以下、分かりやすく補足解説も加えた意訳で紹介したい。
Press Release: Regarding the incident of an ROK naval vessel directing its fire-control radar at an MSDF patrol aircraft – long but quite instructive video on 3 accounts: 1. Flying distances were well within the ordinary for on scene observation; 1/2 https://t.co/WQOb3NXwnD
— Alessio Patalano (@alessionaval) 2018年12月28日
「プレスリリースによると、P-1哨戒機の高度は目視のための普通の高さであった」
2. Approaches from P-1 were conducted with monitoring of VHF channels with ample opportunity for ROKN vessel to engage P-1 instead of fa FC antenna; 3. Most problematic, ROKN vessel failed to respond to requests of clairification concerning FC antenna use. This is just unusual.
— Alessio Patalano (@alessionaval) 2018年12月28日
「P-1哨戒機に対し、韓国駆逐艦はVHFチャンネルをモニタリングすることで対応する機会が十分にあった」
One thought on the side: having flown on a P-3C low altitude flyby, and having been at the receiving end of one, there is nothing threatening about this P-1 passage. Just nothing. Considering the circumstances that is.
— Alessio Patalano (@alessionaval) 2018年12月28日
「他方で韓国は『日本のP-1哨戒機がP-3Cの上を低空飛行で威嚇した』というが、P-1哨戒機の通過について危険ということは全くなかった。状況を考えれば分かる」
アレッシオ・パタラーノ博士はこの他にも韓国が日本に抗議したというニュースを参照し、P-1哨戒機の乗組員を擁護したうえで「韓国の対応はおかしい」と批判するツイートを多数投稿している。
日本と韓国の言い分が真っ向から対立する中でこうして第三者が意見してくれるのは大変ありがたい。
▼韓国は国防省や報道官がレーダー照射を否定し、むしろ日本に落ち度があったと主張している。
韓国は無線に答えなかった理由として当初は「天候が悪くて波が高く、音声が不明瞭だった」と説明していたが、防衛省がYouTubeで動画を公開して天候が良かったことが証明されると今度は「英語の発音が不明瞭で何を言っているか分からなかった」と証言を変えた。それならばすぐに聞き返せばいいのに、故意に無視したことは明白だ。
何かやましいことがあるから嘘に嘘を重ねて誤魔化しているに違いない。
なお、防衛省は証拠映像の英語版もYouTubeに投稿した(12月28日公開)。
この記事執筆時点(12月30日)ではすでに50万再生を突破し、3万もの高評価が集まっている。
日本と韓国、どちらが正しいのかは世界の世論が判断してほしい。
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