麻生太郎の「不摂生な人の医療費負担はアホらしい」はマスコミの卑怯な切り取りだった
netgeek 2018年10月25日|
|
まずは元の動画で発言を確認してみよう。
※動画はTBSのサイトで見ることができる
麻生太郎大臣の発言を以下にまとめてみた。
・麻生太郎「『自分で飲み倒して運動も全然しないで糖尿病も無視して、なんとかかんとかになった人の医療費は健康に努力している俺が払っている経費かと思ったら、あほらしくてやってられん』と言ったある我々の先輩がいたので、いいこと言うなと思って聞いてました」
・麻生太郎「俺は78歳で病院の世話になったことはほとんどない」
・（記者から先輩と同じ考えかと聞かれ）「生まれつきもあるので、一概に言うのは簡単な話ではない」
・予防医療の推進自体は「望ましい」
要するに発言の趣旨は「病気は自業自得というのは一理あるが、生まれつきもあり一概には言えない。だから予防医療を推進していく」というもの。紛れもない事実を語っているだけで特に問題発言とは感じられない。
しかしマスコミは発言を切り取ってここぞとばかりに偏向報道を仕掛けている。
以下、Googleで検索してヒットしたマスコミの記事を集めてみた。うち、記事タイトルがミスリードなものや悪意が感じられるものには赤字でツッコミを入れている。
時事通信：麻生氏が不適切発言＝医療費負担「あほらしい」に同調←「不適切」と誘導的
朝日新聞：不摂生な人の医療費負担「あほらしい」に麻生氏が同調
毎日新聞：麻生氏「飲み倒した人の医療費、払うのあほらしい」←発言の主体が変わっていて悪質
LITERA：麻生太郎財務相がまた「医療費の税負担あほらしい」と暴言！ 医療自己責任論と弱者排除をふりかざす醜悪体質は昔から←発言の主体が変わっていて悪質
スポニチ：麻生氏 また…不摂生で病気の人の医療費負担「健康に努力している俺が払うのはあほらしい」←発言の主体が変わっていて悪質
スプートニク：麻生氏、不摂生患者へ支出疑問視 「あほらしい」←発言の主体が変わっていて悪質
ソーシャルメディアを使う人の中にはわざわざURLをクリックせず、記事タイトルしか見ないという人も多い。現在、ネット上では大規模な麻生太郎バッシングが繰り広げられているが、そもそも重大な事実誤認があると言いたい。
麻生大臣は病気の人に寄り添い、予防医療を推進していく立場なのだ。それなのになぜか反対派として扱われている。
野党議員も完全に勘違いしたままコメントしている。
▼立憲民主党の長妻昭。
▼国民民主党の玉木雄一郎。
中立の立場で記事にするならば「麻生大臣、予防医療推進派」ということを伝えないと意味がないのではないか。調べた限りではきちんと正確な事実を報じているメディアは一つもなかった。
【追記】
日刊ゲンダイ追加。全力で麻生大臣を叩きにいっているが、そんなにバッシングされることは言っていないと思う。
あわせて読みたい→麻生太郎の暴言疑惑「90歳になっていつまで生きてるつもりだよ」の真実
Comments (11)