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2歳児発見の尾畠春夫さん(78)「警察に『渡せ』と言われたけど『嫌です』と断った」

netgeek 2018年8月15日
 

山口県周防大島町で行方不明になった藤本理稀くん(2)を78歳のボランティア尾畠春夫さんが見つけた件について、尾畠春夫さんがインタビューに応じる中で当時の状況が明らかになり始めた。

前回の記事:藤本理稀くん(2)を見つけた尾畠春夫さん(78)、ボランティアのプロ聖人だった

警察は消防あわせて150人体制の捜索。

1日目も2日目も見つからず、ついには「猛禽類にさらわれたのでは?」という悲観論も浮上する中、尾畠春夫さんは可能性を諦めずに「よしきくーん!」と名前を呼び続けた。

早朝6時、ちょうどマスコミの取材に尾畠春夫さんが答えている。背中に背負っているのはロープだろうか。完全武装しており、プロといった雰囲気。

尾畠春夫さんは仕事を引退後、ずっと震災支援などのボランティアに取り組んできた。

65歳で鮮魚店を引退し、「学歴もなにもない人間だから」と残りの人生を社会にお返しすることに決める。全国各地で車中泊しながら、ボランティア活動に励んだ。

名前で検索すると確かに2011年から1年に1回ほどマスコミの記事にボランティアメンバーとして取り上げられているのがヒットする。ボランティアの現場では「師匠」と呼ばれていた。

さて尾畠春夫さんによると発見当日の様子はこうだったという。

・以前、海水を飲んだことがあり「海に行きたくない」と駄々をこねたので逆に山に向かったかもしれないと推理

・大分の佐伯で2歳の女の子を探した経験から、山を下ることはないと思っていた

・子供は迷ったら登る

・行方が分からなくなった場所を聞いて「絶対、山の上にいるなと確信した」

▼参考地図。自宅の北側にある山の上で見つかった。

・名前を呼びながら700メートル登ったとき「おいちゃん、ここ!」と返事が聞こえた

・沢の苔むした岩の上に座っている理稀ちゃんを見つけた

・持参していた飴を渡したらガリガリ噛んで食べたので安心した

・サンダルは履いておらず裸足だった

・持参していたバスタオルで包んだ

・抱っこして下山(30分)

・藤本理稀くんの家族には「私が抱きしめて直にお渡しします」と約束していた

・途中で警察から「渡してください」と言われたけど「嫌です」と断った

▼参考。よく見ると警察は肩を掴んでおり、不審者扱いしているように見える

・約束通り母親に理稀くんを渡した

・母親の嬉しそうな顔が見られて安堵した

プロが150人も集まって2日半も探していたのに見つけたのは途中から参加したボランティアの78歳。発見があと1日遅れていたら危なかったかもしれない。

▼警察犬も出動していた。

2歳児の心理を完璧に読んで見事に結果を出した尾畠春夫さんに拍手を送りたい。

【追記】

トンボにも好かれる尾畠春夫さんミラクルすぎる。

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