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安田純平と共に救出された渡辺修孝、日本政府を逆恨みして500万円の損害賠償請求を起こしていた

netgeek 2018年8月2日
 

シリアで拘束されている安田純平さんを助けるべきかどうかで意見が分かれている。犯人グループの要求は5,000万円~1億円でなんとも絶妙なところ。議論が対立する今こそ2004年に起きた「イラク日本人人質事件」の顛末を紹介しておきたい。

こちらはイラクで誘拐され、数日経ってから解放された渡辺修孝と安田純平の記者会見の様子。

フリージャーナリストを名乗る2人はわざわざ危険地帯に足を運び、まんまと捕まってしまった。このとき、犯人一味の要求は珍しく金ではなく現地からの自衛隊の撤退だった。

当時のニュースはWebArchive「イラクで拘束の渡辺さん、国を提訴」などにも残っているので概要を簡単に紹介しておきたい。

(1)イラクでフリージャーナリストの渡辺修孝と安田純平が誘拐された

(2)イラクの武装勢力は日本に対し、自衛隊の撤退を要求

(2)小泉純一郎総理は「自衛隊は撤退させない」と宣言

(3)2人は無事解放された

(4)渡辺修孝は日本政府が肩代わりした帰国費用の支払いを拒否

(5)さらに自衛隊を撤退させなかった日本政府に激怒し、500万円の損害賠償を求める訴訟を起こした

日本政府は自衛隊撤退こそ拒んだものの、小泉総理は救出に向けて全力を尽くすよう指示を出していた。だからこそスムーズに帰国でき、費用も国が負担したのだ。しかし偏った政治思想をもつ渡辺修孝は日本政府を逆恨みした。

日本政府に損害賠償を求める根拠は「自衛隊を撤退させなかったので拘束によって 肉体的・精神的な 苦痛を受けたから」というお門違いなもの。文句があるなら自分でイラクの武装勢力に言ってはどうか。

裁判の結果は渡辺修孝の敗訴だった。この話はあくまで渡辺修孝が主体であるが、また誘拐されてしまった安田純平を救出するかどうか判断する際に参考になるエピソードだと思う。

今や「プロ人質」というあだ名さえついた安田純平。誘拐犯と結託して自作自演で事件を作り出していると考えるのは深読みだろうか。

あわせて読みたい→シリアで拘束中の安田純平さんに世論が冷たい10の理由

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