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テレビ「麻生大臣が会見を1分で打ち切って逃亡」→真相は全く違った

netgeek 2018年6月5日
 

「麻生大臣が会見を1分で打ち切って逃亡した」という雰囲気をテレビがつくりだそうとしている。しかし現場で起きた出来事は全く異なるものだということを指摘しておきたい。

まずはテレビの報道から。

右上には「会見約1分で切り上げ」とあり、麻生大臣の辞任が求められる中で「逃げた」と印象操作するナレーションがつけられている。だが、映像をよく見ると、奇妙な点に気づくだろう。

▼まず左側の男性は麻生大臣が立ち去る際に何か言って頷いた後、時計を見ている。

▼右側の男性は指で指しながら怒っている。音声が小さいが、よく聞くと「いや、おかしい」と言っているのが分かる。

また別の右側の男性も手を相手に向けながら抗議しているような雰囲気だ。VTRではこの言い争いに言及されなかったが、簡潔にまとめるとこういうことだったようだ。

・TBS記者が幹事としてマイクを持つ係を担当

・財務省は4日夜、TBS記者と複数の記者に「5日は国会があるから…」とスケジュールを伝える

・さらに5日は閣議など直前の日程が後ろにずれ込んでいた

・TBS記者は予定時間通り「大臣、国会がありますので」と打ち切りを宣言して終了

・何も知らない複数の記者がTBS記者に「勝手に終わらせるな」と文句を言う

…と、ここまでならただの誤解で済む話なのだが、おかしいのはテレビ局が事実を捻じ曲げたこと。まるで麻生大臣が質問受付を拒否して勝手に立ち去ったかのように紹介した。

VTRではTBS記者が質問打ち切りを宣言したことは全くなかったことになっている。また、麻生大臣が立ち去ってからの記者間のいざこざの音声はボリュームが極めて小さくされている。これは意図的な印象操作だろう。

マスコミにおいては以前から悪質な印象操作が目立っていた。

(1)立ち去り際に大声で呼びかけて「麻生大臣が質問を無視して逃げる構図」をつくろうとしている。

(2)同じことを何度も聞く。

森友学園問題で文書改竄が起きたのは、野党とマスコミが不必要に疑ってくるから、あらぬ疑いを避けるための対策だったということが分かった。当時は長期に渡って睡眠時間が削られる極限状態の中、文書改竄という不正を犯してまで疑われることを避けたかったのだ。

特に籠池理事長については安倍総理や昭恵夫人の名前を何度も出して交渉を有利に進めようとしており、その発言記録が見つかるとまた癒着が疑われてしまう。改竄に関与した担当者は躊躇しつつも、悪いことだという認識はなかったという。詐欺師と確定した籠池理事長の作為的な発言を削除して何が悪いのかという話だ。

不正を犯さないと過労死するというところまで追い込んだ責任はマスコミにもあるわけで、今もなお反省せずに印象操作に手を染めているのはおかしいと思う。

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