森友文書から削除されたのは籠池理事長の詐欺発言だった。「昭恵夫人が認めた」「安倍総理とコネあり」
netgeek 2018年3月13日
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不適切どころか、むしろ削除して適切な内容。
近畿財務局の担当者は佐川長官から指示を受けて(?)国会の答弁にあうように文書を書き換えたとされる。発言に矛盾が生じたのは籠池理事長が取引を有利に進めるために大風呂敷を広げていたからだ。
削除された箇所について具体的に見ていきたい。
(1)籠池理事長「昭恵夫人が『いい土地ですから前に進めてください』と言っていた。記念撮影した写真もありますよ!」→削除。
籠池理事長の詐欺発言を知らない安倍総理は国会において「私や妻が関与していたら総理を辞する」と発言してしまった。だが、籠池理事長の発言は記録に残っており、野党とマスコミに揚げ足を取られる恐れがある。総理のクビを飛ばしてしまっては大変。それに籠池理事長の言葉は信用できない。削除することにした。
当初マスコミは「削除された箇所に昭恵夫人の名前が出てきた!」と大騒ぎしていたが、これは籠池理事長の詐欺発言なので一切問題はなし。安倍総理も不正に関与していない。
(2)籠池理事長「私は日本会議の運営委員で、麻生太郎、平沼議員、安倍総理とコネがある!」→削除
こちらは日本会議の概要を説明する際に政治家の名前が出てきただけ。土地取引の不正とは関係がなく、やはり籠池理事長が取引を有利にするために政治的権力を誇示するために使われた。こちらも誤解で安倍総理の辞職を促すことになりかねないので削除した。
詐欺師の作為的な言葉なので記録に残さないほうが適切という印象。
(3)「交渉の特殊性」→削除
朝日新聞は安倍総理と籠池理事長が深く関与しているから周囲が忖度して値引きを行い、それが「交渉の特殊性」と表現されたと推察していたが、これは間違い。地中からゴミが出てきたことで籠池理事長が値引きしろとごね始め、ついには損害賠償請求にまで発展しそうになったため、担当者はやむなく値引きを認めた。
「交渉の特殊性」は地下ゴミを指す。これも誤解を招くということで削除した。
(4)籠池理事長がごねまくって政治家とコンタクトをとろうとするところ→削除
この部分も具体的な政治家の名前が出てきて誤解を招くので削除した。こうして見てみると、不正を働くために文書を書き換えたというわけではなく、担当者が詐欺師の対処に困り果てていたという事情が透けて見える。自分のせいで政治家のクビが飛べば大問題なわけで、それならば文書を書き換えるほうが罪は軽い。
もし佐川長官から書き換えの指示があったのだとすれば、佐川長官も止むに止まれぬ事情を抱えていたことは容易に想像できる。
全ては籠池理事長の嘘が原因だった。
森友学園問題は当初、安倍総理が友人の籠池氏を贔屓して国の資産を不当に安く譲ったと疑われていたが、真相は全く違うものだった。安倍総理は籠池理事長について「大変しつこかった」「はっきりと断った」などと発言していた。あの言葉は本当だったのだ。
【騒動の全貌まとめ】
土地を安く買いたい籠池理事長「昭恵夫人が認めた」「安倍総理とコネあり」※詐欺発言
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近畿財務局が発言を取引記録に残す
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地中からゴミが見つかったので「特殊性を考慮して」安く売る
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野党とマスコミが「安倍総理が友達に国有地を不当に安く売った」と疑い始める
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籠池の詐欺発言があったことを知らない安倍総理「関与していたら辞職する」
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近畿財務局(うちのせいで総理のクビが飛んだら大変。誤解を招きかねないので、あの詐欺師の発言は削除しておこう…)
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書き換えがバレる
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野党とマスコミ「やっぱり友達に安く売ったに違いない!特殊性と書いてある!」
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書き換え前の文書公開 ※今はみんなが籠池理事長は詐欺師だと知っているので問題なし
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安倍総理は無実だった
そもそも土地取引における森友学園問題に違法性はなく、日本国民ははなから興味を示していなかった。文書書き換えという問題は佐川長官の辞任で決着が着いたので、これ以上、麻生大臣と安倍総理の責任を求める必要はないだろう。
疑惑だけがどんどんと膨らんだのに対し、真相はあっけないものだった。
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