東京藝術大学の平均年収が意外すぎる
netgeek 2017年2月6日
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東京藝術大学の平均年収を調べたところ、意外な数字が出た。
※調査は転職サイトのDODAが登録者からデータを集計したもの(有効回答数10万件)。
なんと東京藝術大学の平均年収は382万円とかなり低い数字。アートは金儲けに繋がりにくいということなのだろうか。どうしてここまで低くなるのか調べたところ、東京藝術大学の過半数は就職先が決まらないまま卒業しているという実態が明らかになった。
大学院に進学するとなおさら就職状況は悪くなる。もちろん中には才能に恵まれ、高年収を得ている人もいると思われるが、転職サイトに登録する層は極めて低年収に苦しんでいるということが分かった。
参考までに多摩美術大学の平均年収。
なんと東京藝術大学より優秀な数字。芸術を極めすぎると変人・奇人になってしまい、ビジネスはうまくいかないと解釈してもいいのだろうか。それとも何か別の理由がある?不可解なデータは大変興味深い。
多摩美術大学といえば佐野研二郎氏の出身校。佐野研二郎氏はオリジナルのデザインを生み出すのではなく、既存のデザインを少し改変することで金儲けをしていた。一緒に仕事をしていた人が「佐野さんは営業の人。バリバリの営業で若手のトップに成り上がった」と語るように、デザイン力ではなく営業力で仕事を貰っていた。
参考:松尾貴史が暴露「佐野研二郎と対談したときに『今はデザインの技術よりも組み合わせる力が大事』と語っていた」
高年収を得る人は必ずしも正当な実力者ではない。そんな社会の実情がこの年収データに表れているのかもしれない。
ちなみに東大と一橋のデータも載せておく。
▼東京大学は平均年収729万円。最高は3,000万円。
▼一橋は平均年収700万円。最高は4,500万円。
平均年収はおおよそ東京藝術大学の倍といったところ。高年収を得たい、あるいはお金持ちと結婚したいという人は芸術方面は避けたほうが無難なのかもしれない。悲しいかなこれが非情な現実なのだ。
おまけ。
大学別平均年収ランキング。赤字が国公立大学で青字が私立大学。
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