警視庁と大阪府警は全くの別組織ということがよく分かる求人ポスター
netgeek 2016年4月6日
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東京都を管轄に持つ警視庁と、大阪を管轄に持つ大阪府警は同じ警察といえども組織のカルチャーは全く異なるのかもしれない。「鳥居@shinmeitorii」さんがアップした2枚の画像が話題になっている。
比較してみると一目瞭然。同じ求人広告でもここまで違いが出るのだ。
▼まずは警視庁の警察官採用を告知する広告。キャッチコピーは「あなたが守る東京」で、町の安全を守る警察がにこやかに会話している様子が写っている。
▼続いてこちらは大阪府警察官募集の広告。先ほどとは打って変わって非常に力強い内容となっている。ものすごく大阪らしい…。
通常、一般企業であれば採用活動は同じ人事部が担当するので広告などは同じトーンになるのだが、警視庁と各都道府県の警察はもはや別組織。企業で言うならば全くの別企業と考えたほうが正しいのかもしれない。あなたはもし警察官になるなら、どちらに就職したいと考えるだろうか?
なお調査したところ、大阪府警の求人広告はかなり異質でどれも個性があることが分かった。
▼関西弁が目立つ広告。
▼映画のポスターのような出来だ。
▼こちらは真面目な雰囲気。こういう路線でも広告を出しているようだ。
▼立てこもり犯に立ち向かう機動隊チックなキャッチコピー。
▼たくさんある中でこれが最も秀逸だと感じた。
果たして求人効率が最も良い広告はどれなのだろうか。近年は体育会系な職場が若者から敬遠される傾向にあり、自衛隊はアニメを基調にした広告デザインにするなど工夫している。
▼すごく貧弱な人が集まりそうだが、自衛隊側にはとにかく人手不足でなりふり構っていられないという事情があるのだ。
参考:自衛隊の求人広告が海外と違いすぎてヤバイ…。日本絶対弱い
今もなお独自のカルチャーを大切にしつつユニークな攻め方をする大阪府警はそれはそれで貴重な存在なのではないだろうか。「行くぞっ!チカラの見せ所や!!」というキャッチコピーがやけに印象に残ってしまった。