長野県に爺ちゃん婆ちゃんのファッションを紹介する謎のフリーペーパーがあることが判明。なんじゃこりゃああああああ
netgeek 2015年9月22日
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話題になっていたツイートはこちら。
▼雑誌の名前は「鶴と亀」。表紙はオシャレな感じで、無料にもかかわらずかなり本格的なデザインだ。
▼雑誌にはオシャレを決めたお爺さんがモデルとして登場。実際会ってみたら、そんなはずはないけど、なんかちょっとカッコいい…気がする。渋いぞ、渋い!
▼原付のくせにだんだんハーレーに見えてきた…。風を切って今日も攻めに行く。わしゃまだまだ現役じゃ!
▼雑誌には奥信濃(長野県北部)の高齢者しか出てこないようだ。スタイル4大特徴ってなんだ…。
一体どこの誰がこんな企画を思いついて実行にうつしたのか。すごい行動力だ。
この異端すぎる雑誌がもの凄く気になったnetgeek編集部は調査を開始。公式サイトがあるのを発見した。
▼鶴と亀公式サイト。
公式サイトを見る限りでは、実は高齢者向けのファッション誌というわけではなく地方の面白さをPRするための雑誌のようだ。
もちろん、あえて高齢者をフィーチャーするのには理由がある。
▼実は、長野県は2010年の厚生労働省の発表によると、男女ともに平均寿命が日本一高い県なのだ。
高齢者を使って単に奇をてらった雑誌を作ったというわけではなく、高齢化が進んだ地方の現状をポジティブに捉えるための雑誌だと考えられる。
雑誌名の「鶴と亀」は「鶴は千年、亀は万年」ということわざがあるようにお年寄りの長寿を願う意味もある。さらに、雑誌の写真が若者向けのファッション雑誌風になっていることからも、若者と高齢者を繋ぐ架け橋になりたいという意図も感じ取れる。
▼公式サイトにも高齢者の写真がアップされており、このようにイケてるおじいさんだけではなく…
▼入れ歯の写真があったりと、若者の心をつかむためのギャグ要素もあった。
ちょっとびっくりしてしまったけど、編集者はかなりセンスがありそう。
調査を進めていると、テレビに取り上げられていたことも分かった。
▼テレビ朝日「ナニコレ珍百景」より。
鶴と亀は発行するとすぐに無くなってしまうほどの人気だということも判明。ちゃんと需要はあるようだ。
▼しかも、雑誌の設置場所は日本を超えて台湾にまで広がっている!なんだこのカバー率は!SUGEEE!!!!!
詳しい設置場所はこちらから確認することができる。日本はこれからもっと少子高齢化が進み、高齢者が増えていくのは間違いない。流行の火付け役も、それに伴って若者からお年寄りへシフトチェンジしていくのかもしれない。