【速報】Wikipediaの原発問題の箇所が自民党のIPアドレスで都合よく書き換えられていたことが判明
netgeek 2014年8月29日|
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編集すると履歴が残る
誰でも簡単に編集することができるWikipediaは、内容が書き換えられた際に自動的にIPアドレスと変更点が記録され、「履歴」として公開される仕様になっているのをご存知だろうか。おそろく今回、記述を書き換えた人物はそのことを知らず、完全な匿名だと思っていたのだろう。
意図的な書き換えが発覚したのはIPアドレス「210.226.6.11」で、whois情報を見ると自民党であることが確認できる。
http://whois.ansi.co.jp/210.226.6.11
「a」に書かれている通り、210.226.6.0～210.226.6.27までのIPアドレスが自民党のもの。
書き換えられた内容まとめ
さてWikipediaにこのIPアドレスを入れて投稿記録を見てみると、二階俊博氏のページについて9/15の7：52～56に渡って何度か記述を変更していることが分かる。内容はいずれも「原発の津波対策をめぐって」について。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E5%88%A5:%E6%8A%95%E7%A8%BF%E8%A8%98%E9%8C%B2/210.226.6.11
具体的な変更点については「差分」をクリックしてみると、どこが変わったのか分かりやすく見ることができる。変更点をかいつまんでまとめると以下の3点。
（１）津波対策に不備があったのは二階俊博の責任ではなく、民主党のせい
このとき二階は吉井に対策を約束したが、どのような対策を行ったのかは定かではない。その5年後、2011年に福島第一原子力発電所事故が発生した
↓
このとき二階は吉井に対策を約束した。２０１０年６月、自民党は津波対策法を国会に提出するが、民主党の無関心から審議に入らず
二階氏が対策を行わなかったという記述を消し、前向きに動いていたと思わせるために「約束した」という表現に留め、さらに民主党のせいで津波対策ができなかったと書き換えている。これでは意味合いが180度変わってくるではないか…。
（２）二階氏の活躍をアピール
「震災後与野党が合意し、法案が成立。二階が中心的役割を果たした」という文章を追加。
（３）ネガティブな内容を排除
「どのような対策を行ったのかは定かではない。その5年後、2011年に福島第一原子力発電所事故が発生した」という文章を削除し、「二階が対策をとることを約束した」というポジティブな内容で文を終わらせようとしている。
IPアドレスが自民党のものだったからといって、決して自民党議員の仕業とは限らないが、やけに二階氏を擁護する内容なため、本人なのではないかとも思えてしまうのもまた事実。この件について二階氏からのコメントはまだない。
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