体の大きさが半分しかない子猫、ピルパグは愛くるしい個性を誇る
netgeek 2020年3月2日
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年齢の割には体の大きさが半分しかない。そんな小さな猫が群れの中で発見された。
特に気になる存在。
Broken Tail Rescueでボランティアとして働くHeather Fontaine-Doyleさんはある日、里親が必要な猫の群れについて連絡を受けた。その中に後に「ピルパグ」と名付けられる子猫がいた。
「猫の集団を見たときにとても驚きました。子猫というよりもリスのような生き物が一匹だけいたのです」
推定、生後5週間のピルパグは体重が8オンス(約226.8グラム)しかなかった。
体が小さいにもかかわらず元気いっぱいで勇敢。Heatherさんが一日中、つきっきりでスポイトでご飯をあげたこともあり、ピルパグはゆっくりと体重が増えてきた。人間によく懐いており、ポケットの中に入っていつも一緒だった。
9週間経った頃にようやく体重が理想に追いついた。
「ピルパグはびっくりするぐらい遊ぶのが好きで、人懐っこい性格です。体を動かすことには慣れたようですが、家具に飛び乗ることはできません」
ピルパグは足が短いうえに折れ曲がっているのが特徴。これから体の使い方について専門のセラピーを受ける予定だ。
7ヶ月で3ポンドになり、周囲のものによじ登ることはできるようになった。なんとか人間の側まで登ってきて腕で昼寝するのが日課。数ヶ月経ってもこの習慣は変わらない。
室内ではどこでも人間についてきてまるで影のよう。
まだまだ体は小さめだが、これも一つの個性。
ピルパグはとても可愛らしい猫だ。もし人間に保護されなければ辛い生活を強いられていただろう。親切な人に見つけられてよかった。