AI(人工知能)が書いたハリーポッター、夏の間ずっと階段を転がり落ちるバッドエンド
netgeek 2018年1月10日
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内容を紹介していきたい。
▼Botnik Studiosはご丁寧にも表紙までつくって小説を実際に本の形に印刷した。奥に見えるのは山盛りの灰に見える肖像か。
▼13章のタイトルは「ハンサムな奴」。
ここから内容をかいつまんで紹介していきたい。AIが書いた文章なのでちぐはぐ感が否めないが、一応読み物のストーリーは成立している。
・城の周りは魔法のような強力な風で覆われていた。空は真っ黒な天井のようで血液でいっぱいなようにも見えた。
・城の頂点にはデス・イーターがいる
・ロンは蜘蛛になって城を登ることを思いつく。とはいえ自信はないが…
・ドアはロックされていた
・パスワードは「牛肉の女性」。ハーマイオニーは恐怖で叫んだ
・デス・イーターはハリー・ポッターに優しくキスをした
・と、そのときヴォルデモートがハリーの後ろに立っていることに気づいた
・ハリーは恐怖でヴォルデモートの顔を直視できない
・ハーマイオニーは「ハリーはダンスの仕方を忘れたのね」と言って泥の中に顔を突っ込んだ
・ハリーはヴォルデモートを魔法で攻撃しようとする
・ロンはヴォルデモートに微笑みかけ、拍手した
・ハリーが思うにロンはハンサムだが、今はハンサムじゃないと感じた
・ハリーはハーマイオニーを辛いソースにつけた。そしたらデス・イーターは死んだ
・ハリーはなんだかお腹が空いてきた
・ふと見ると城の床は灰のようなものが山積みになっていた
・ハリーはそれを見た瞬間、階段を転げ落ち、その夏の間ずっと落ち続けた
・ハリーは叫び始めた。「僕はハリー・ポッター!ダークアートはもっと心配されるべきだ!」
人間の常識では考えられないような展開になっているところがすごく面白い。冒頭ではまず敵の存在がそれとなく知らされ、スリルある展開で敵のアジトに潜入していく。そして直接対決では思いもよらない方法で敵を倒す。起承転結はしっかりできている。
最後、階段を転がり落ちるところはバッドエンドなのかもしれないが、これにはまだ続きがある可能性もあり。AIに小説を書かせるなど無理筋かと思われたが、こうして見るに基本的なストーリーを作らせるのには使えるかもしれない。
細かな点は作者が修正していけばこれまでになかった面白い作品になる気もする。