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「障害者を差別するな!バニラ・エアは女が副社長だから最低なんだよ!」という矛盾コメント

netgeek 2017年7月1日
 

車椅子の男性をスムーズに搭乗させず、新聞・テレビで盛大にバッシングされたバニラ・エアについて、Facebookページに抗議の声が多数寄せられている。

しかし中にはあからさまに矛盾するものも…。

2番目と3番目のコメントに注目してほしい。障害者を差別するなと主張しておきながら「副社長が女だから」と女性差別する様子はあまりにも痛々しい。天に唾するとはこのことか。

挙句の果てには怒りに任せて「墜落しろ!」などと言い放つのはもはや理性を失っているとしか言いようがない。実名で利用しているFacebookでここまで異常行動を起こす人がいるのだから客商売とは本当に大変なものだと実感させられる。

▼バニラ・エアの山室美緒子副社長(右側)。

出典:https://twitter.com/Tanakiti7/status/842930662449459202

▼騒動を受けて山室美緒子副社長は「お客様に情報を伝えきることが出来ていなかった」と謝罪した。

出典:https://twitter.com/tadami_100yen/status/833101661304287232

バニラ・エアは今回あくまで謙虚な対応を取ったが、周囲からは「当たり屋に絡まれただけ」と同情する声も多い。

バニラ・エアからすれば、HPに「車椅子利用者は5日前に連絡が必要」と明記していたのに、突然車椅子客が現れて乗せろとごね始めた。同行者が車椅子を持ち上げて搭乗させようとしたり、おぶろうとするのを危険と判断して止めたところ、腕だけでタラップを這い上がり始めて暴走。それも止めるも無視される。そして朝日新聞に「バニラ・エアが車椅子客を這い上がらせた」と誤解を招くような表現でバッシングされた。こういう話なのだ。

LCC(格安航空会社)というビジネスモデルを追及するバニラ・エアはできるだけサービスを削って運営しているわけで、ルールを無視してやってきた車椅子客に対応しきれなかったのは仕方がない部分もあるだろう。

ローカル線いすみ鉄道の社長はコスト面について興味深い解説をしてくれている。

奄美の空港に、本当にハイリフトがなかったのかどうかはわかりませんが、あったとしても1台チャーターするのにお金がかかります。現在いくらかは知りませんが、7000円とか、1万円とか、そこそこいい値段がします。

格安航空会社が、それこそ8000円とか1万円の運賃でお客様の予約を取っているのに、車いすの方が一人いるだけで、乗る時と降りる時の2回にそれぞれ1万円も費用が掛かるなんてことは、会社としては考えてしまうでしょうね。

http://isumi.rail.shop-pro.jp/?eid=2918

木島英登氏はこういった事情を知らないで事前連絡なしでも問題なく対応してもらえると考えていたのではないか。航空会社としては他にも機内用車椅子を用意したり、安全性が確保できる専用の座席を用意したり、スタッフを増員したりと色々な準備があるのに、突然来られて文句を言われても困る。

海外の航空会社であれば即座に搭乗拒否されてブラックリスト入りだろう。客と会社は同等の立場で「商品・サービスを売ってやっている」と考える会社も少なくはない。

netgeekではアンケートをとってみた。

正確には戦っているわけではないが、意見が割れる中でどちらが多数派なのか調査するのは大いに意味があるだろう。記事執筆時点ではバニラ・エア支持者が93%と圧倒的で、木島英登氏を支持する者は7%のみ。勝負はついたも同然だろう。

しかしながらバニラ・エア側に真摯な対応が見られたのもまた確か。今後、バニラ・エアの料金が値上げされたら察してほしい。

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