朝日新聞、「総理からの指示に見えるのではないか」は都合が悪いから影で隠す作戦をとっていた
netgeek 2017年6月21日
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加計学園問題をめぐって朝日新聞が都合の悪い部分を影で隠して報道していたことが分かった。
朝日新聞5月17日の記事を見てほしい。
参考:加計学園の新学部「総理のご意向」 文科省に記録文書(朝日新聞)
流出した内部文書の画像を掲載し、重要な証拠として提示している。だが、気になるのはわざわざ周囲を黒塗りにして影を作り出している点だ。読者は文章を読みたいはずなのでそのまま掲載すればいいのに、なぜわざわざこのような手間がかかることをするのか。
答えは影の部分で何が隠されたかを調べれば明白。朝日新聞は「総理からの指示に見えるのではないか」という一文を隠そうとしたのだ。影をうまく使って「指示」の前の「総理から」の部分を見えなくしている。
▼元の流出文書。
この文書は担当者が上司に報告する資料として作成したもの。
内閣府では当時、文部科学省の管轄となる獣医学部設置をうまく進めるために安倍総理の直接指示という雰囲気で進めるつもりだった。総理からの直接指示ではないということを裏付ける「総理からの指示に見えるのではないか」という一文は朝日新聞の報道にとって都合が悪かったのだろう。
文書冒頭にある「総理のご意向」というのは規制改革のことを指すというのは以前netgeekの記事で解説したとおり。万が一読み間違えて「獣医学部設置が総理のご意向」と解釈しても、後にある「総理からの指示に見えるのではないか」で誤解が解けるはずだ。
この矛盾に気づいた朝日新聞の担当者は裏技を使って難所を凌いだ。しかし影で隠すというのはメディアの常套手段すぎる。逆に怪しいと疑われて調べられる結果となった。
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