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「陽」の影が「陰」に。アンビグラムをつくる野村一晟の職人魂

netgeek 2017年5月19日
 

文字は一つのメッセージを伝える手段として生み出された。だが、ときとして一つの文字は複数の意味を持ち、文字自体がアートにもなり得る。

陽という漢字が陰をも現すこの作品、奇跡とはこのことか。

漢字を生み出した人もまさかこんなことができてしまうとは予想しなかったに違いない。あまりの完成度の高さ…。きっと制作にあたっては相当に試行錯誤を重ねたに違いない。

この作品はアンビグラムクリエイターの野村一晟(ノムライッセイ)氏が発表したもの。

ネット上では度肝を抜くほど凄い作品だとして4万以上が賞賛しシェアした。作品名はシンプルに「陰と陽」。

野村一晟氏は数日前、netgeek編集部の元に是非自分の作品を取り上げてほしいとメッセージを送ってきてくれた。URLをクリックして作品を見た瞬間にnetgeek編集部が感動したのは言うまでもない。

▼野村一晟氏(1990年9月29日生まれ)。富山大学芸術文化学部出身。

公式HP「イッセイの村」ではこの他にも驚くようなアート作品を見ることができる。そのアイデアと手腕はもはやマジシャン。ネットの反響は大きく、ついには新聞でも取り上げられた。

いくつか作品を紹介しておきたい。

(1)ピンチはチャンス。

(2)「のむらいっせい」。黒い部分と白い部分を順に読んでほしい。

(3)5/5、こどもはげんき。

(4)すき。好。

(5)デジタル。アナログ。どっちなんだ(笑)

(6)青と赤が混じってできた紫。

(7)ただいまがおかえりに。

(8)おかあさん、ありがとう。

表現力の幅が素晴らしい。文字に真摯に取り組み、ユニークな作品を生み出す野村一晟氏の職人魂に拍手を贈りたい。

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