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堀江貴文「MERYがパクリメディアとバレて一次情報提供者が強くなり始めている」

netgeek 2017年3月14日
 

DeNAのキュレーションメディア群が炎上した件について、3月13日に第三者委員会の調査報告書が公表された。

調査報告書は276ページにも及ぶ大作でなかなか読み解くのが困難。

しかしながらDeNAがどのようにしてペロリ(中川綾太郎)、iemo(村田マリ)、Find Travel(井出一誠)などのベンチャー起業家を取り込み、内部でどのような指示を出していたのか、そして不祥事はなぜ起きたのかについて詳細に綴られており、メディア関係者も注目のレポートとなっている。

今後、DeNAがキュレーションメディア事業を復活させるかどうかは「未定」と発表された。ただし、代表取締役に復帰した南場智子氏は記者会見にて「もうキュレーションという言葉は使わない」と断言した。多額の広告費をかけたMERYの知名度や支持率は10代20代女子の間では今も高く、今後は完全オリジナルに切り替えてLARMEのような方向性を目指せばまだ未来は明るいのではないかとも推察される。

例えばSEO重視の検索集客から月額課金制に変えれば読者とのミスマッチも起きなくなるのではないだろうか。無理に記事を量産することなく、きちんんと愛情をもって記事づくりをすればMERYはまだまだ成功するように思える。

みんなスマホで情報収集をする時代になり、雑誌業界の売上は完全に右肩下がり。奇しくもスマホで見られるファッション系のサイトはキュレーションメディアばかりだ。ここであえてオリジナルで勝負するメディアが出てきてもおかしくはない。

そんな流れを汲み取ったのか、ホリエモンこと堀江貴文氏はホリエモンチャンネルにてキュレーションメディアの大局観を語った。

雑談の中でホリエモンが一次情報提供者を評価する発言をしているところに注目。

MB「キュレーションメディアって結局パクりあってるっていうことがあると思うんですよ。どこも同じこと書いてあるみたいな」

堀江貴文「キュレーションメディアはそうだよなぁ…」

MB「それってしょうがないことではあるんですけど、もし人が書いていない情報やもっとたくさん情報を出せるようにしたいんだったら、一次情報を集めるしかないと思ってます。僕は1週間のうち2日間潰して洋服屋さんをありとあらゆるところ見るんですよ」

堀江貴文「うん」

MB「で、そこで見た情報を文章として書くんです。例えば服だったら素材の風合いとか色の違いとか、一次情報じゃないと分からないところがある。パクリじゃなくて足を使って独自の情報を出すっていうのはすごく有益かなと思います」

これはまさしくMERY編集部がやるべき仕事だろう。記事執筆はクラウドソーシングサイトの安価なライターに外注するのではなく、きちんとした知識とセンスを持ち備えたプロが行わないといけない。

堀江貴文「ここにきて本当に一次情報を取ってる人たちが強くなってきましたね」

堀江貴文「MERYの話がまさにそうで、『キュレーションじゃなくてパクリメディアじゃねーか』って感じになってる。数少ない一次情報をみんなでパクりあってる。そんな感じになってた」

MB「二次情報だと価値がどんどん下がっていくから、いい情報を届けたいんだったら一次情報」

通常、ウェブメディアを運営する場合は主な集客チャネルが以下の3つに集約される。

(1)検索

(2)ソーシャルメディア

(3)その他、ブックマーク、リンクなど

(1)を攻略して量産体制を整えたメディアはキュレーションメディアと呼ばれるようになり、(2)を攻略したメディアはバイラルメディアと呼ばれるようになった。(3)のブックマークなどを重視する旧来型のサイトはすっかり存在感が薄れてしまったのは事実だろう。

このような状況がある中でホリエモンが言うように大手企業のDeNAがキュレーションメディアから一時撤退した影響は大きい。今は確かに、オリジナルの情報を取り扱うサイトが改めて注目され始めている。これまで雑誌にお金を出していた層をスマホ課金に転換させることができたら…。市場規模は十分に大きいはずだ。

メディア関係者は現在、こぞって課金モデルを模索している。例えば日経新聞は記事を月額制の会員でないと読めないようにした。検索流入やシェアでの拡散を切り捨ててまで課金モデルにこだわり、成功したのだ。

ファッションやグルメ、旅系のメディアなどでも同じことができないだろうか。記事は無料にして追加機能を有料にするという方法もある。バナー広告の収入だけではコンテンツにかけられる予算に限界があるわけで、やり方を抜本的に変えないと一次情報が提供できる仕組みが整わない。

とにかくこのタイミングでオリジナルコンテンツ配信のビジネスモデルを見直すことは大いに意味があるだろう。「紙からウェブへ」はまだまだ発展途上の成長期にある。

動画。

ちなみに寺田有希さんはMERYが全記事を非公開化したことを知らなかったようで、この一つ前の動画vol.824で大変驚いていた。

堀江貴文「MERYなくなっちゃいましたからね」

寺田有希「えっ、MERYなくなっちゃったんですか!?あれだけ人気だったのに!?」

それにしても村田マリの体調不良はいつ治るのだろうか。前回の記者会見を体調不良という謎の理由で休み、今回の記者会見も欠席した。完全に海外に引きこもってしまい、代表辞任の話(DeNAには残る)もメールベースでのやりとりで決められたという。また学歴詐称疑惑についても真相は不明なまま。

本名は本間真理(結婚する前は村田真理)なのになぜ村田マリと偽名を名乗っているのか。英語の名前表記でなぜ「Mari」ではなく「Mary」と名乗っているのか。名前も経歴も理想論に基づく脳内お花畑のファンタジーワールドで、調べれば調べるほど疑問が湧いてくる。

同じ早稲田出身の小保方晴子さんと重なって見えるという声も飛び交う。ただひとつ違うのは村田マリはすでに十数億円をGETしている勝ち組で、悠々自適に暮らせるという点だ。マッキンゼー出身のインテリ軍団はファンタジーワールドに巻き込まれてまんまと騙されて被害を被った。そんなところも小保方晴子さんと重なって見える。

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