生活保護なめんなジャンパー、他のオリジナルアイテムが続々と見つかって充実のラインナップに
netgeek 2017年2月10日
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以前の記事:「生活保護なめんな」ジャンパー、市が謝罪に踏み切るも「表彰モノ」という声
まずは前回の事件を振り返っておこう。
第三者からの情報提供で小田原市は職員に問題行動があったことを認識。謝罪会見を開き、再発防止策に努めると約束した。しかし、ジャンパーに書かれていたメッセージは「生活保護の不正受給を許さない」という正しい理念のもので、さらに製作費は職員が自腹を切っていたことが判明した。
世論は「職員は何も間違ったことはしていない」「むしろ仕事熱心で素晴らしい」「生活保護の不正受給を絶対に許さないでほしい」などと擁護する意見が飛び交った。
さて、その後、小田原市は他にもオリジナルアイテムがつくられていたと発表した。
SHATのアイテムをここまで充実させていたとは驚いた。全て職員たちがお金を出し合ってつくったオリジナルアイテムで本当に仕事熱心だったことが分かる。記者会見では一つずつ丁寧にアイテムが紹介された。
1.「マグカップでございます」。「SHAT TEAM HOGO」と入っている。
2.「半袖シャツでございます」。肩のところにSHATの文字入り。
3.冬用のフリースまで。着心地が良さそう。
4.ボールペン。持つところが木で出来ていてオシャレ。これは欲しい。
5.ストラップ。
世間を騒がせた生活保護なめんなジャンパーは氷山の一角にすぎなかったのだ。小田原市の生活保護担当者は悪質な市民と戦うため、士気を高める目的でこうしたアイテムをつくっていた。毎日あくせくと働いて税金を払っている一般人からすればこんなに頼りになる職員はいない。
そもそも小田原市が担当職員に厳重注意をし、謝罪会見を開く必要はなかったのではないか。仮に小田原氏のトップが橋下徹氏なら一部市民からの抗議をはねのけて徹底的に戦い、生活保護不正受給の悪質さを声高に叫んでいたに違いない。
オリジナルアイテムは人事異動の際の記念品としても贈られていた。
今や幻の商品となってしまったSHATグッズ。市販されればその理念に共感する人がけっこう買ってくれる気がする。デザインがかっこいいので飾りとしてもいいだろう。
「生活保護の不正受給を許さない」というキャッチフレーズを見て怒るのは不正受給をしている人だけ。小田原氏は一部のクレーマーより職員を大事にしたほうがいい。
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