堀江貴文&西村ひろゆき「Twitterの経営って下手すぎない?」
netgeek 2017年2月10日
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メルマガ読者からホリエモンへの質問。
「堀江さんは以前、LINEがTwitterを買収するとシナジー(相乗効果)がありそう」とおっしゃっていました。具体的にどのようなシナジーがあるのでしょうか?パッと思いつきませんでしたので、堀江さんがどのような想像をされているのか知りたいと思い、質問させて頂きます。
これに対し、堀江貴文氏は「Twitterはマネタイズが下手で、LINEはマネタイズがうまいので、あれだけのアクティブユーザーをうまくマネタイズできそうな気がする」と回答。つまり、LINEとTwitterというサービス間でシナジーを発揮させるという話ではなく、経営改善を図るという意味でのシナジーを見込んでいた。
西村ひろゆき「LINEって上場して時価総額いくらぐらいになったんでしたっけ?」
堀江貴文「一兆円ぐらいじゃない?
西村ひろゆき「じゃあ買えるっちゃ買えるんですね」
堀江貴文「あー、今LINEは8,715億円ですね(スマホで調べながら)」
西村ひろゆき「Googleとかディズニーとかに買収しませんか?って持ちかけたけど『いらねー』って言われて、じゃあ自分たちでやるかっていうのが現状(笑)」
堀江貴文「でもCTOが辞任したりして大変ですよね」
西村ひろゆき「Twitterはもともと赤字のまま上場したので…、まさに上場ゴールですよね」
堀江貴文「本当に上場ゴールだよね…」
西村ひろゆき「LINEは英語圏が弱いので新しいマーケットをTwitterで押さえるっていうのはありかもしれないです」
堀江貴文「英語圏ね。Facebookってめちゃくちゃマネタイズうまいじゃん?何でこんなに差がつくんだろうね」
西村ひろゆき「Twitter社がやる気ないからだと思いますよ」
堀江貴文「そこかよ(笑)」
西村ひろゆき「Twitterのタイムラインにガンガン広告流すのってできるけど、創業者の哲学とか、『こっちのほうがかっこいい』とかいう考え方の問題。広告をあほみたいに入れたらユーザーは減るけど、売上は増えるわけじゃないですか?それをやらなくていいってどこかで思ってる。心理的な問題ですよ」
堀江貴文「しかもまだオフィシャルじゃないアプリ使えるよね」
西村ひろゆき「野良アプリがいっぱいある。ただ別に閉じさせなくても『Twitterのデータ使う代わりにこの広告貼れよ』って言えばいいんですよ。やればできるんですよ」
堀江貴文「だから本当にやる気ないのか。どっかが買収したほうがいいよね」
西村ひろゆき「買収狙いでいくか、『広告がないTwitterが俺が好きなんだ。上場したから俺金あるし』っていうやる気のない経営層がいるかっていう話」
堀江貴文「そうなんだろうな。たぶんな」
Twitter社、上場してからの株価推移。
期待の大型上場はどんどんと期待が薄れていき、ついには身売りの話が出るまでに。売却に失敗してから株価は底地で横ばいが続いている。
最近のTwitterは積極的にプロモーション広告をタイムラインに挟むようになってきているが、それでもまだまだ赤字は改善しない。LINEが有料スタンプで儲けているように、Twitterも何か有料サービスを始めるべきだろう。
例えばニコニコ動画はわざと視聴に制限をかけて月額制の有料会員に誘導している。Twitterもツイート数、閲覧数、画像アップ数などに制限をかけて有料会員を増やそうとしてはどうだろうか。当分は不満が続出し、ユーザーも減るだろうが、そのほうが財務状況は圧倒的によくなるに違いない。
ウェブサービスのビジネスモデルを解説するときにしばしば「フリーミアム」という言葉が使われる。フリー(無料)で大量の人を集めておき、一部のプレミアムサービス(有料)でマネタイズするという方法だ。地理的制約や店舗スペースなどの制限がないインターネット上では一度に大量の人を集客することが可能であり、その特性を活かしてフリーミアムモデルで成功する企業がたくさん生まれた。
現状のTwitterはただのフリー。プレミアムな部分がないところが問題だ。
ひろゆき氏が「トゥイッター」と連呼する動画はこちら。
特に日本は利用者が多いTwitter。サービス終了は避けて欲しい。なんとか経営を改善し、黒字化してほしいものだ。全社的な売却が無理なら日本支社だけを売るなどという分割した売却もありだろう。
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