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MERYと提携を打ち切ったサンリオ、強烈な風刺をぶち込んで絶賛される

netgeek 2016年12月12日
 

MERY(DeNA運営)とコラボ企画を予定していたサンリオが急遽DeNAを批判する立場になった。サンリオが投稿した社会悪を風刺するオリジナルイラストが日本中から絶賛されている。

まずは前提知識から説明しておきたい。

sanrio-welq-1

DeNAがMERYをはじめとして運営するキュレーションサイトにはwelq(ウェルク)という医療情報に特化したサイトがあった。だが、問題は医療知識のない素人に1記事数百円で記事を書かせていたこと。当然ながら記事の質は低く、また誤った医療情報が垂れ流しにされていると批判されていた。

最も印象的だったのは肩こりの原因を解説する記事で「幽霊が原因のこともある」と書かれていたことだ。おそらくライターはSEOを意識して文字数をかせぐために頑張って記事を水増ししたのだろうが、これは大問題になり、テレビ・新聞などのマスメディアにバッシングされることとなった。

DeNAの経営陣は9つのキュレーションメディア群を一斉に非公開にし、遅れてMERYも非公開化を決定。全てを閉鎖した。

さて、ここからが本題。12月11日、ぐでたまが痛烈な風刺を投稿した。

▼大きな画像。冷静につっこむぐでたまがいい感じ。

sanrio-welq-1

これは明らかにwelqの幽霊肩こり記事を風刺するものだ。もともと提携関係にあったのに、ここまでばっさり切り捨てるというのは毅然とした態度で素晴らしいという印象を受ける。なお、このぐでたまのアカウントにはフォロワーが71万人もおり、絶大な影響力を誇る。

▼その後、非公式のぐでたまTwitterアカウントはこれを英訳して世界中に紹介した。

sanrio-welq2

DeNAパレットと称されたキュレーションメディア群は全て手法が共通していた。

sanrio-welq-2

・iemo:住まい、インテリア情報

・CAFY:飲食

・Find Travel:旅行

・GOIN:車

・MERY:女性ファッション

・welq:医療

・UPin:投資、保険

・JOOY:男性ファッション

・cuta:ママ向け

・PUUL:漫画、アニメ

iemoをつくった村田マリを統括責任者として徹底的に同業他社のコンテンツをパクる。クラウドソーシングサイトにて安価に手下を募集し、他サイトの文章をリライトさせ、画像も盗用していた。手下たちはマニュアルに沿ってせっせと働き、1サイトで1日あたり100記事以上公開することもあったという。

今回サンリオがMERYとの提携を打ち切ったのは英断だった。さらに風刺画まで投稿するというのはなかなかできることではない。

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