PCデポのスタッフが暴露「顧客PCのショートカットにアフィリエイトを仕込んでボロ儲け」
netgeek 2016年8月18日
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男性は現役のアルバイト店員で内部告発のためにわざわざTwitterアカウントをつくった。
Amazonでは登録すれば誰でもアフィリエイトで儲けることができるようになっており、商品URLの最後に固有のIDを付け加えることでクリックがカウントされる。そして24時間以内に買い物された商品は数パーセントがアフィリエイト報酬として支払われる仕組みだ。
▼クレジットカードのスキミング問題については異動になっただけ。再発防止策は不十分だった。
参考:【炎上】PCデポの店員「今日もGETしたクレカ情報でお買い物♪クレカで支払う客はカモ(笑)」
▼職場環境はけっこうブラックなのだという。このような労働環境の不満も今回の告発を促すこととなった。
▼アフィリエイト収入は店舗ごとに把握している。この告発者は特定されることを覚悟して暴露を行っている。
▼ここで改めて告知。もっと知られるべき情報なのに残念ながらあまりシェアされていない。
▼「インターネットショッピングサポート」というのが不正に利用されているサービス。ネットショッピングを利用しやすくするためにショートカットを設置する際、PCデポのアフィリエイトIDを仕込む。
PCデポのサポートを受けた顧客はショートカットをクリックしてAmazonで買い物をする度にPCデポに貢献することになる。もっとも、お金を支払うのはAmazonなので顧客は損はしないが、Amazonアソシエイト(アフィリエイト)の規約違反であることは間違いない。
▼PCデポの野島隆久社長。素晴らしい営業スマイルだ。
PCデポの売上高を分析してみると「技術サービス・手数料」でぼろ儲けしていることが分かる。
画像出処:アラブルムスコ@DQMSL@bacchi1219さん
本来のPC機器販売などは落ち目で今は高齢者相手に使い方を教えてあげたり、登録を代わりにしてあげたりするのが花型事業となっているのだ。「孫とポケモンGOがしたいのでアプリをインストールしてほしい。Googleアカウントを代わりに取って欲しい」などという頼みを数千円で引き受ける。
ちなみにPCのデスクトップにショートカットを1つつくる手数料は3,000円。数秒で終わる作業なのに、あまりにも高すぎると批判が殺到している。
株式会社ピーシーデポコーポレーション、直近1年の株価。
炎上騒ぎは同社の信頼を落とし、株価にも多大な影響を与えた。PCデポ側は自らの非を認め、一部無料で解約できるようにするなど対策を講じているが、根本的な部分は何も変わっていないと炎上状態は続いている。
また、PCデポに対してはこれ以前より消費者団体から消費者契約法に基づく差止請求と景品表示法違反による使用停止を求められていたことが分かった。高齢者に月額1万5千円のPCサポート契約を結ばさせ、解約料は20万円を請求する。1TBのHDDを5TBと表示して売る。PCログイン時のパスワードを省略するのは修理が必要だと言って8万円を請求する。こんな詐欺まがいの商売が今まで問題にならなかったほうが不思議だ。
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