「ちゃんと入れているから罰則は受けない」 ニューヨークの地下鉄が運搬具に入れていない動物を禁止した結果
netgeek 2016年7月27日
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「何人も動物を運搬具に入れないで施設内、地下鉄内に持ち込むことを禁じる」これまで曖昧だったルールを厳格化したニューヨークの地下鉄。ただひとつ誤算があったのはキャリーケースの種類について指定していないことだった。
「バッグに入れてるから罰則は受けない」
これは確かに運搬しているから運搬具であろう。トートバッグから顔を覗かせるハスキー犬の様子はなんだかとてもシュール。この男性と犬はCBSニュースにも取り上げられ一躍有名人になり、一休さんの知恵比べのような攻め方をした男性はあっぱれだと話題になった。
納得がいかないルールにささやかながら抵抗する人たちは多くいる。
▼こちらもちゃんと運搬具に入れている男性。お行儀よくしているワンちゃんの表情が愛くるしい。
▼トートバッグにin!犬はどのような心境なのだろうか。
▼小型犬だと薄手のカバンでもいける。これもきちんと運搬具に入れているので駅員は文句は言えまい。
▼地下鉄から降りてもそのまま移動している男性。腕力がけっこう鍛えられそうだ。
きっちりした大型のキャリーケースは値段が高く、地下鉄を頻繁に利用していた人からするとこれまで黙認されていたことが突然厳格化されるのには納得がいかなかったのだろう。実際にネット上では「ニューヨークの地下鉄のルールはおかしい」と反発する声が聞かれる。
▼もともと、ニューヨークではこのような光景は当たり前だった。
誰かの利益を追及してルールを設けると途端に誰かが不利益を被ることがある。ニューヨーク地下鉄と利用者の戦いは今も静かに続いている。