「もし一日の生活費が200円だったらキミはどうする?」 ビルゲイツの回答は実に頭キレキレなものだった
netgeek 2016年6月20日
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世界一の富豪、ビルゲイツがこんな質問を投げかけている。「もしあなたが一日2ドル(約200円)で生きるとしたら、生活をよくするためにどうしますか?」。
もはや打つ手はないと考えてはいけない。
方法は必ずあるはずだ。現在持っているお金を増やすにはどうすればいいか…。一日200円という超低収入から抜け出すには何をすればいいのか…。
これに対するビルゲイツ自身の回答は「ニワトリを飼う」というものだった。
飼育が簡単でエサが安価、そして良質な卵を産むニワトリは投資として最適だという。繁殖させるのも難しくなく、確かに言われてみれば生活の質をよくしていくのに賢いやり方であることは間違いない。日々あくせく働くよりも将来を見据えて頭を使って生きることこそが大事なのだ。
さてこんな問いを投げかけるのは何も頭のトレーニングや、就職試験の知恵試しというわけではない。
世界には10億人の人たちが貧困に苦しんでいるのでこの問いは非常に現実的な問題にかかわっているのだ。ビルゲイツは運営する財団で貧困層の支援をしており、実際にニワトリが飼われている例を多く目にした。ビルゲイツは足を運んで現地を視察することで多くを学んだという。
▼ビルゲイツがアップした現地の様子(英語)
現在、ビルゲイツ財団は積極的にニワトリに投資している。発展途上国の支援としては理解され難い行動ゆえにユニークな問いを投げかけて拡散を狙ったという裏事情も透けて見える。
ニワトリが副産物として生み出す富は絶大で、目に見える以上の効果が時間とともにあらわれる。
ビルゲイツの投稿は世界中でシェアされ、Facebookではすでに3万5千以上ものシェアを獲得している。今回の話は発展途上国における富の生み出し方にフォーカスを当てたものだったが、応用が効く話のようにも思える。一般化すれば費用対効果のいい「金のなる木」を賢く見つけて育てろということか。
投資の対象は何も株や不動産だけではない。
自分自身の成長に投資してもよいし、能力が高いと感じた知人に投資するのも手だ。会社経営者であれば有望な社員に予算をつけて手厚く教育するのも投資といえよう。今のあなたの収入で、生活の質をよくしようとしたらどうする?しっかりと考えて実際に行動に移さないと何も変わらない。
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