松村淳平の株式会社WAVEST、倒産寸前の赤字で「会社は黒字じゃねえんだよ」状態
netgeek 2016年6月4日
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まずは第一期の確認から。
参考:バイラルメディアBUZZHOUSEが2000万円の赤字で松村淳平社長が「このままだと会社辞めます」
時代の波に乗るべくバイラルメディアBUZZHOUSE(閉鎖済み)を運営していた株式会社WAVESTは第一期から謎の2,000万円の赤字を計上。PCとインターネットさえあればやっていけるサイト運営という事業の性質上、よほど下手な経営をしなければ赤字にはならないはずなのだが、大物らしく(?)大胆な損失を出していた。
▼これを受けて公開されたのが、2015年つまり会社の第二期に結果を出せなければ会社を辞めるという松村淳平社長のブログ。謎の宣言に皆が驚いた。
会社には結果を出す人材のみが必要で、 結果を出せない人間は死人と同じ。会社には必要ないのです。僕自身がまずはその姿勢を見せなければいけないので、 2015年、結果を出せなければ僕は会社を辞めます。結果を出せない人間が会社にいても意味がないからです。2015年、やれることは全て全力でやります。心を鬼にしてでも、魂を悪魔に売ってでも、必ず結果を出します。それでもダメなら潔く会社を辞めます。
かっこいいことを言う自分に酔っているのではないかという印象すら抱いてしまう。このような記事をわざわざ一般公開した以上、第二期はなんとしても結果をださなくてはならなくなってしまった。そして気になる第二期決算は…。
5,500万円の赤字。うわあああああああああああ!
驚くことに倍以上の赤字を出して株主資本はかつかつ状態に。株主資本が5,400万円ということは仮に次期も同じ額の赤字だと完全に倒産してしまうことになる。現預金が尽きて従業員の給料が払えなくなったらそこで終了。寿命はあと1年で、今は倒産カウントダウン状態といったところか。
そしてWAVESTの最も問題なところは事業実態がないところ。
企業HPに掲載されている4つあった事業のうち「BUZZHOUSE」と「メイクme」はすでにサービス終了しており、「CANDY by Ameba」と「TEENS TREND LABO.」は継続しているのかがどうかもよく分からない状態だ。TEENS TREND LABO.のTwitterの最新ツイートは2015年3月9日と約1年3ヶ月も更新されていない。
ただ最近ではSnapchatのユーザーを管理し、インフルエンサーとして広告を提供する「Snapchatters JAPAN」という事業を始めたようだ。明確な撤退ルールを設けているサイバーエージェントにおいて藤田晋社長がWAVESTの撤退を指示しなかった意図はまだ若き起業家の可能性にかけてみたいということなのだろうか。
いやしかし、それにしても松村淳平社長の有言不実行っぷりには閉口してしまう。
2015年に結果が出せなければ潔く会社を辞めると言っていたのはなんだったというのだ。Twitterや755を見る限り、チャラチャラした投稿しか目に入ってこない。仕事の話はどうした。もっと仕事に集中すべきだ。会社は黒字じゃねえんだよ。
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