netgeekから龍田中学校PTA会長に5つの公開質問状
netgeek 2016年5月2日
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以前の記事:【炎上】熊本市立龍田中学校がAmazonの欲しいものリストを悪用して高級テレビや一眼レフをGET→批判したら逆ギレで「アホ注意報」
「龍田中学校避難所」という名義で開設された寄付を募るAmazon欲しいものリストは実は龍田中学校PTA会長が独断で運用しているものだった。
リストを見た一般の人は避難所にいる人たちが生きるために必要なものを募集していると思い込み、せっせと代わりに購入してあげた。だが、当初水や食料を募集していたリストは時間を経るにつれて高級品や、やけに数量の多いものをおねだりするようになり、不信感が漂いはじめる。
被災者でなくとも一般人でも欲しい高級テレビ6台、一眼レフカメラ2台、ビデオカメラ3台はどうして必要なのか。そして文房具はどうして700単位なのか。
▼当時の実際のリスト(一部)
この問題について龍田中学の校長はメディアの取材に答え、「PTA会長が勝手にやっていたので事態はよく把握していない。ただ少なくとも一眼レフは学校にはなかった」とコメントした。
地震で壊れた学校の備品を補充する目的で募集しているのかと思いきや、そうではないということが確定。そもそも避難所名義なのに学校の備品を揃えようとしている時点でおかしいのだが…。その後のPTAの対応については不透明極まりなく、さらにAmazonの欲しいものリストで他者から購入してもらった商品は返品すればAmazonギフト券がGETできるということが分かり、それもまた問題視されている。震災に便乗して600万円を手に入れるのは絶対におかしい。
奇妙なのは避難所にいて支援物資を運ぶのを手伝った生徒、先生、PTAの一般メンバーが何の荷物か知らなかったことだ。「なぜAmazonから?」と発言している。
避難所名義で募集したにもかかわず、避難所にいる人が把握していないことからやはりPTA会長が独断でアカウントを運用していたことが分かる。欲しいものは被災者に聞かず、自分の都合で選んでいたのだ。
ここでnetgeek編集部から、雲隠れして一切連絡が取れなくなっている龍田中学のPTA会長に公開質問を行いたい。
1.炎上した際にどうして何も説明せずにPTAと会長個人のFacebookアカウントを閉鎖したのか
疑惑が浮上した際にやましい気持ちがなければきちんと説明すればよかったのに、逃亡したことで余計事態が深刻化した。そして今もなおメディアの取材に答えず、謝罪すらしていない。どうして連絡手段を断つのか。
2.700単位の文房具はどうしたのか
龍田中学の生徒数は540人ほどという指摘がある。鉛筆、ポストイット、蛍光ペン、はさみなど、大量に募集した文房具は生徒全員に配っても余る。近所の学校に配るには中途半端な数。一部では転売目的という指摘もあっただけに配布先はきちんと説明してほしい。
3.6台のテレビは誰に配ったのか
PTAの役員がちょうど6名だったこともあり、ネコババしようとしていたのではないかと疑いの声が強まっている。当初の募集時の説明では「情報収集に必要な地域のお年寄りに配る」と書かれていた。しかし、それでは6台という少ない台数に違和感を覚える。きちんと、いつどこの誰に配ったのか公表してほしい。名前や住所は公表しなくてもよいが、少なくとも近所の人が確認できるように情報を公開すべきだ。
4.一眼レフとビデオカメラは何に使うのか。
一眼レフは校長がもともと学校にはなかったと発言しており、そもそもこの2点については使用用途が不明瞭なままだ。避難所として募集したものをその後誰が使うのかはっきりさせてほしい。
5.どうして音楽関係の備品を優先して募集したのか
メトロノームや譜面台などの音楽関係の道具をたくさん募集していたことから学校の生徒からは「他の部活は無視なんですか?」と不満の声があがっていた。これについてはPTA会長が趣味で音楽サークルに入っており、また子供が吹奏楽部に所属していたからという声があがっていた。会長の親戚が音楽楽器の小売店を経営しているのでそこの仕入れに利用したという指摘もある。
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PTAのFacebookページを再開するなどして以上6つの質問にきちんと答えてほしい。すでに送られてしまった600万円相当の商品については今さら返品しても会長の手元でギフト券に変わるだけなので今後どこにどう有効活用するのかきちんと公表する義務がある。みんなの善意を裏切ることはしてはいけない。
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