【速報】世界中の不公平なメディアを風刺したイラストが話題に
netgeek 2015年11月17日
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Leemarej氏は11/15、このイラストをFacebookに投稿した。一目でメッセージが分かる秀逸な風刺画だ。
投稿に添えられたのは「この作品はテロを不公平に扱うメディアに向けたものです」という言葉。このFacebook投稿は37,000以上もシェアされ、世界中で大変注目を集めた。メディアのあり方を大変考えさせられる画像だ。
そしてこの問題はメディア側だけでなく、情報を受け取る一般人にも原因があるように思える。
人々は非常に浅ましいもので、イラクやシリアで日々起きている悲惨な現状にはさほど関心を示さないのに、往々にして稀に起きた数少ない不幸にこそ関心を向けるものなのだ。ジャーナリズム精神を忘れ、金儲けに走るマスメディアは大衆に迎合してセンセーショナルなコンテンツをつくりがちだ。
Facebookで哀悼の意を示すためにプロフィール画像をフランスの国旗の三色にしている人は一体何がしたいのだろうか。
決してその行為を全面的に否定するわけではないが、今一度世界の現状を広い視野で見直すと違ったものが見えてくるのではないだろうか。どうしてパリのときだけ行動したのか。
Facebookに寄せられた外国人の反応訳
・この風刺画は素晴らしいね。その通り
・メディアは公平ではない!
・いい風刺画だね
・いや、パリは無実な人がたくさんいるという意味で、イラクやシリアとはちょっと違うんじゃないかな。大々的に取り上げるマスコミは間違ってはないと思う
・シリア、イラク、アフガニスタンの治安の悪さはすでにみんなに知られているので、わざわざマスメディアが報じる必要もないという考えもあるのでは?
・そもそもISISの目的は我々一般国民を動揺させることにあるのだから、あまりメディアで報じないほうがいいという考えもある
・メディアとはいつの時代もこんなものさ
・メディアの裏には政府がいて、戦略的に報じることもあるからね
・我々一般国民が見るものは誰かの思惑が混じっているということを認識すべきだね
・パリはとても平和な街だったという意味で、テロの被害にあったことはやはり強く訴えかけるべきだと思う
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風刺画を素晴らしいと褒める意見が多いものの、中には反対派の意見も散見される。メディアの理想的なあり方、そして一般国民が求めるべき情報とは何なのだろうか。1枚のイラストが今、世界の世論を大きく動かしている。
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