スマホに差し込んで使う「ピコカセット」はレトロな感覚が味わえる新アイテム
netgeek 2015年9月22日
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参考1:Weirdness: Japanese Company Wants To Bring NES Games To Smartphones Via A Tiny Cartridge
ピコカセットの写真はこちら。おおっこれはかわいい!
大きさはゲームボーイアドバンスのカセットほど。カセットにイヤホンプラグがついていることから分かるように、スマホのイヤホンジャックに差し込んで使う。
▼スマホに取り付けるとこのような感じに。
使い方は昔のゲームボーイと同じでカセットを入れるだけと実にシンプル。
ここで疑問になるのが、スマホなのだから「データで配信してアプリをダウンロードさせるほうが良いのでは?」ということだ。
あえてそうしないのにはちゃんとした理由がある。誰かのアカウントに紐付けられたデジタルのサービスだと他人とそれを共有するのは難しいが、PlugAirだと「カセットの貸し借り」をすることができる。このピコカセットに使われているのはPlugAirという注目技術だ。
▼デジタル化が進んだ時代だからこそ、アナログなものに回帰する流れが来るかもしれない。
PlugAirのコンセプトの1つは「直接手渡しでデジタルコンテンツが行き交う仕組み」。このコンセプトは音楽業界で高く評価されており、ユニバーサルミュージックやアミューズに所属しているミュージシャンの楽曲の販売、ツアーグッズとしても使われている。ただPlugAirは単にアナログなものというわけではなく、データの取得などはクラウド技術を使っており、アナログの面倒な部分はデジタルに変えている。
なにより、実物を持っている感覚を味わえるのは嬉しい。
デジタルなものをあえてアナログな形で持つことには何か付加価値がついているように感じられる。同じデータでも、音楽ファイルだけを貰うより好きなミュージシャンのロゴが入ったカセットの方が嬉しいはずだ。それと同じように、思い出のゲームのロゴが入ったカセットを昔と同じ感覚で差し込んで楽しめるのはゲームファンにはたまらないだろう。
このピコカセット、残念ながらまだ発売はされておらず、ピコカセット製作委員会が現在鋭意開発中だ。
早くレトロな感覚を味わってみたいものだ。完成が待ち遠しい。