まるで生き物のように動く磁性流体時計「Ferrolic」は超高級品
netgeek 2015年9月14日
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皆さんは、小さい頃に「おえかきせんせい」という子供用の玩具で落書きをして遊んだ経験はないだろうか。テクノロジーが進歩し、「おえかきせんせい」と同じ原理で作られた時計が登場した。
「おえかきせんせい」はこちら。懐かしい!
「せんせい」シリーズはタカラトミーが1977年から発売している大ヒット玩具だ。まっさらな画面にペンでお絵描きすると、インクが無いのに黒い線が現れる仕組みは子どもの頃に不思議に思わなかっただろうか。これに使われていたのが「磁性粉」という砂鉄のような物質だ。
そして、「せんせい」シリーズで使われた技術は30年経ってからこのように進化した。
(1)下の方に溜まった黒い液体から謎の物体がひとりでに動き出す。
(2)白い板の上を物体が生き物のようにうごめいて行く。
(3)突然大量に物体が動き出す!うぎゃああああ!気持ち悪い!
(4)11時22分!?この時計はオシャレすぎる!
実は、この黒い物体も「せんせい」シリーズと同じように砂鉄のようなものでできている。
Zelf Koelman氏が制作した「Ferrolic」という時計は磁性流体という磁石に吸い寄せられる流体を使っている。手動で砂鉄を動かす「せんせい」と違って、「Ferrolic」は砂鉄が自動制御で動いて文字になる仕組みだ。
文字が動く奇妙な時計「Ferrolic」の実際の映像はこちらから見ることができる。うねうねと動く様子は圧巻だ。
価格は7500ユーロ(約100万円)と超高額だ。登録制の商品となっており、こちらで購入することができる。気になる人はお試しあれ。