【炎上】三菱地所が日経新聞の抜け駆け記事に激怒して出禁処置
netgeek 2015年9月2日
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しかし、その大プロジェクト発表の裏では日経新聞が出禁になるとんでもない事件が発生していた。詳細を追って紹介していこう。
▼三菱地所の新計画の第一報は8/29の日経新聞の記事だった。
日経新聞の見出しから「400メートル」の超高層ビルが建てられるということが分かる。
しかし、三菱地所側はこの記事に激怒して抗議文を公開!!いったい、何が起きたのか!?
▼日経の報道を受けて三菱地所は慌てて公式サイトにこのような文書を掲示する。
文書から、三菱地所は発表に向けてかなり入念に準備をしており、メディアとは「8/31に初めて発表をする」という約束を交わしていたということが分かる。しかし日経新聞はその約束を破り、情報解禁の2日前である8/29に記事を世に出した。この裏切り行為によって、三菱地所は「公平に情報を開示したい」「正確な情報を開示したい」という2つの願いを踏みにじられたのだ。
1つ目の「公平に情報を開示したい」という願いは日経新聞の抜け駆け行為によって潰された。
▼その結果、三菱地所が仕返しを仕掛ける…。
正式に情報解禁となる8/31に開かれた三菱地所の記者会見には日経新聞の記者は入場することができなかった。こんな張り紙はなかなか見ることはできない。
では、もう1つの「正確な情報を開示したい」とは何だったのだろうか?
▼三菱地所が発表した超高層ビルのイメージ。
日経新聞の記事では、「計画中のビルは400メートル級」と書かれていたのだが、三菱地所の正式な発表によると「正しくは390メートル」だという。「級」という言葉で少し含みを持たせた表現は「400メートル以上」という印象をもってしまうのもまた確か。三菱地所はこの伝え方に怒った。
スクープを獲得したいがために、発表前に水面下で動いてきた人達の努力を水の泡にし、さらに大げさな表現まで使った日経新聞にはしっかりと反省してもらいたい。そういうことだろう。
「日本一のビル」がこんなことで注目されるのは残念。ここからは、三菱地所がどのような計画を発表したのか見ていきたいと思う。
▼まずは建設予定地。「日本一高いビル」は東京駅のすぐ近くでかなり便利そう。
建設予定地は、東京都千代田区の常盤橋地区。JR東京駅や日本銀行本店などが近く、約3万平方メートルを超える敷地となる。
▼日本一「390メートル」の超高層ビルのデザインはこちら。すげええええええ!!!周囲のビルがやけに低く見える。
今回の計画は、A・B・C・Dの4棟から成っている。オフィスビルや商業施設、ホテルなどが入居し、大規模な複合施設になる模様だ。今回、日本一と注目を集めているのはこのうちB棟のことで、地上61階・地下5階の390mのビルになる予定だ。
▼A棟とB棟の間に予定されている大規模広場のイメージ。ここはライブ会場か!?
予定されている大規模広場は、かなり広々としており、駅からも近いため東京の新たなイベント会場として人気スポットになることだろう。三菱地所はこちらの広場を、災害時の帰宅困難者対策としてや、災害復旧の活動拠点としても役立てたい考えをもっている。
ちなみに、現在「日本一のビル」は…
▼大阪市阿倍野区の「あべのハルカス」。
「あべのハルカス」は地上60階・地下5階で高さ300m。今回、三菱地所が計画したビルは、これを90m上回ることになる。
新しい「日本一のビル」の完成時期はというと…
▼公開された計画の予定より。
1番早く完成するA棟でさえ2021年予定で2020年の東京オリンピックが終了した後となっている。そして、全てが完成するのはなんと12年後の2027年。かなり先で待ち遠しい。我慢できない日経新聞には待ちきれないことだろう。
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