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【ハイスコアガール著作権騒動】法学者ら27名が警察の強制捜査にブチ切れて声明を公開

netgeek 2014年12月22日
 

押切蓮介の漫画「ハイスコアガール」が「SNKプレイモア」の著作権を侵害したとして大阪府警が出版元のスクウェア・エニックスを家宅捜索した件について明治大学の法学者が中心となって共同声明を発表した。

「著作権侵害ではないし、引用に該当するとも言えるので刑事手続は即刻中止すべきだ」

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公開された文書「ハイスコアガール事件について―著作権と刑事手続に関する声明―(PDF)」を読むと、趣旨としては過去にはファービー事件やWinny事件など最終的にグレーゾーンから無罪を勝ち取った事例があるので今回は表現の自由を第一優先で大切にすべきだという論調。

著作権侵害の成否が明らかでないのに、強制調査・公訴までやってしまったのでは今後の日本文化の発展が阻害されてしまう。だから刑事手続が進められることに反対するというのだ。

賛同者にはお偉方がぞろぞろと名を連ねる。

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これだけの学者が異を唱え、動いているのだから法界隈ではかなり衝撃的で憤怒すべき事件ということなのだろう。なおスクエニは「著作権法32条の引用に当たるので違法性はない」として逆に大阪地裁でプレイモアを民事提訴し返し、戦う姿勢をみせている。

クールジャパンで推し進められる日本の漫画・アニメ文化が今、ダメになろうとしている。

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これまでとりわけ同人誌などの世界では著作権については「引用」で逃れることができていたが、もし、スクエニに有罪判決が下れば二次創作も同時にアウトになるということ。前例ができてしまえば大目に見られてきた創作活動が著しく制限され、コミケは大いに縮小していくことだろう。

この国のルールは警察がつくるのか?権力を持った組織は必ず腐る。

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