目が見えなくなった犬が怪我をするのを防ぐ画期的商品「天使の羽」
netgeek 2014年11月11日
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実にシンプルな解決方法だ。目が見えなくなってしまった犬が壁にぶつかってケガをしないようにつくられた装着具「Angelic Halo Protects」が海外で絶賛され、普及し始めている。
参考:This Angelic Halo Protects Blind Dogs From Bumping Into Things
Silvie Bordeauxさんの愛犬トイプードルのマフィンちゃんは11歳のとき目が見えなくなってしまった。壁に何度もぶつかるのを不憫に思ったシルビエさんはある名案を思いついた。そうだ、こういうものをつくればいいんだ…。
さっそくプロトタイプを作成し実験を開始。単純なアイデアだが、これは非常にうまくいった。
こちらが飼い主のシルビエさん。物事の解決方法を実にシンプルに導き出した素晴らしきイノベーターだ。
この天使の羽は目が見えないワンちゃんのためになると確信したシルビエさんは、その後どんなサイズの犬で取り付けられるように改良を重ねていき、商品化まで実現。
この天使の羽をつけていると犬は怖がらずに堂々と歩けるようになる。
棒の部分は金属で丈夫にして体に取り付ける部分は柔らかい素材を使った。もうこれで無駄に顔をぶつけなくても済むというわけだ。
非常に軽い素材でできているので、犬にかかる負担はなく、さらにデザイン性まで富んでいると次第に高く評価されるように。
これは確かにアイデアもさることながら、デザインを天使の羽にした点が素晴らしいではないか。
ちなみに天使じゃないバージョンも用意されており、けっこうバリエーションは豊か。
自分の犬にあったデザインを見つけるのもまた楽しいのだ。
現在発売しているパッケージではこんなふうに、マフィンちゃんがモデルになっている。
こちらはSサイズ用。装着は体の前でマジックテープで留めるだけで、物凄く簡単でスピーディーにできる。
もちろん大型犬用の大きなサイズも用意されている。
これで飼い主さんは庭で放しても安心。
シルビエさんはこの天使の羽が将来、保健所でたくさん使われるようになってほしいと願っている。
保健所では目の見えない犬は引き取り手が現れにくいため、真っ先に処分されてしまうという悲しい実情がある。「天使の羽をつけていれば、日常生活は問題なくおくれる」ということを伝えていきたいとのこと。
これからは世界的に普及させることを目標にして精力的にプロモーション中。
ペットを愛するからこそ生まれたこの発明。現在海外ではソーシャルを中心に拡散され続けており、天使の羽の知名度は急上昇している。