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魅力的な目の猫は人間を信用できるか見極めた

netgeek 2021年7月3日
 

とある子猫は厳しい状況から脱出するために勇気を出して人間と交流をもった。

猫のスプラウトはしょんぼりしていた。

生後5週間の子猫は母親も兄弟もいない状態でシェルターに来た。栄養不良で非常に痩せており、緊急治療が必要だった。

メルボルンを拠点として動物のケアが経験豊富なアンバーさんは連絡をもらったとき、受け入れに躊躇しなかった。

アンバー「猫は日に日に体重が落ち、自分の中の殻に閉じこもっていきました。綿毛の下には皮膚と骨しかなく、脱水症状であり、食欲もないようでした」

それでも徐々に体力を回復させ、臆病な性格でありつつも人間に慣れ始めた。その背景にはアンバーさんの熱心なケアがあったことは言うまでもない。一晩のうちに何度も起きて子猫の様子をみなければならなかったのだ。

猫にはスプラウトという名前が与えられた。スプラウトは大きな目が特徴的で、トイレをすぐに覚え、よく身だしなみを整えた。

「スプラウトは野良だったときにできないことをすべてやっていました」

なでられることが心地良いと知ってからは頻繁に人間の注意を引こうとした。性格は冒険好きでいたずらを仕掛けるのが趣味。やはりシェルターに来た当初は生来の性格を表に出していなかったようだ。

お皿から直接ご飯を食べるようになり、友達もできた。部屋の隅々を探検する。

「スプラウトはいたずら好きな少女で、他の子猫をこっそり攻撃し、尻尾を真っ直ぐ上に向けて走り回るのが大好きです。夜は抱きしめます。ベッドに上がりこんでシーツの中に入り込み、喉をごろごろ鳴らすのです」

小さなおもちゃを見つけると口にくわえて部屋をパレードする。最初にシェルターに着いたときは小さな声でニャーと鳴くのみだったのに。

大きな目と立派なヒゲを持つスプラウトは今日も楽しく生きている。



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