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翼を怪我したコウノトリは人間と暮らすことにした

netgeek 2021年6月22日
 

ベラルーシのマヒリョウ地域で1羽のコウノトリが巣を作っている最中に高圧送電線にぶつかって地面に落ちた。

大きなコウノトリだ。

感電して気絶していたところ、幸いにも親切な人が発見し、コウノトリは緊急治療のために病院に運ばれた。翼とくちばしを損傷しており、翼の一部を切除する手術を受けた。

飛べなくなってしまったコウノトリにはゴーシャという名前がつけられた。現在、エレナ・アーシュさんはコウノトリにできる限りのケアを与え、共に生活している。

手術を担当した獣医はゴーシャが生き延びられるとは思っていなかったという。事故があってから1週間後、エレナ・アーシュさんは無償の愛でゴーシャの力になりたいと考え、自宅に連れ帰った。

「ゴーシャの目には痛みと絶望がありました」

ゴーシャは夜はバルコニーで寝て日中はアウトドアを楽しんだ。

それから家族は100平方メートルの囲いとその近くに池を作る計画を立てる。作業中、ゴーシャは落ち込んでいるようで、足で立ち上がらずに座っていた。

ある獣医ではゴーシャはすでに健康であり、気分の問題だと言われたが、別の学者に診てもらったところ翼に問題があることが分かった。再び手術が必要で、もしかしたら麻酔から目覚めないかもしれない。

3時間の手術はうまくいき、その後、抗生物質とビタミン剤で10日間治療した。

「足のマッサージを続けたら1週間で歩けるようになりました。それでもまだバランスがうまくとれず、歩くのに苦労しています」

次第にゴーシャは新しい生活に適応し始めた。

「ゴーシャはよく食べたり飲んだりします。自分で虫やカブトムシを狩りますし、私達は牛肉、鶏肉、魚を食べさせています。現状だと二度と飛ぶことはできないので将来は義翼を試すつもりです」

鳥と犬が仲良くしているというのはなかなか珍しい光景だ。

ゴーシャは散歩と抱きしめられることが好き。野生だった1歳の鳥が人間の愛情を受け取ることについてエレナ・アーシュさんは驚いた。



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