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朝日新聞が探偵ナイトスクープ型のバイラルメディアwithnewsを開設!「依頼に基づき直ちに優秀な記者を派遣し真相の追求にあたります」

netgeek 2014年7月25日
 

朝日新聞は7/22、新たにバイラルメディア系のニュースサイト「withnews(ウィズニュース)」をオープンした。閲覧者参加型のサイトであることが最大のウリで既存のオンラインメディアと差別化を図る。サイト上では読者からの取材リクエストや記事をフカボリしてほしいという要請を受け付け、特に要望が強かったものを記者が調査・報道していく探偵ナイトスクープ型のメディアとなっている。

withnews
記事をざっとみたところ、長文で読み応えがある朝日新聞デジタルとは違って、サクサク読める短めの記事が多く、典型的なバイラルメディアな雰囲気が漂う。サイト内にはFacebook、Twitter、Google+の3つのSNSボタンが目立つ位置に配置されており、やはりバイラルでの拡散を狙っていることが伺える。

▼SNSボタンに並んで取材リクエストのボタンもある
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しかしながら、記事の内容は硬派なものが多く、現存する多数のバイラルメディアが動物や面白い動画といったエンタメ的なコンテンツに寄っているのとは一線を画しているようだ。これは吉と出るのか凶と出るのか。

また、withnewsが他サイトと差別化を図るべく、最大の目玉として設けた機能が「フカボリリクエスト」というもの。誰でも気軽にリクエストできる様はまるで探偵ナイトスクープのよう。これは記者がたくさんいて取材に予算と人員を避ける朝日新聞だからこそできる取り組みだ。

▼ちらっとフカボリリクエストを見たところ、「一日2杯の味噌汁で腰痛が治るか」というリクエストがなされていた。このような軽いリクエストでも要望に応えてもらえるのだろうか?
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サイドバーには編集部ゴリ押しの記事が紹介されている。「イチ押し」ではなく「ゴリ押し」。ゴリラのロゴマークがかわいい。
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このようなちょっとした遊び心があるのが、withnewsの良さなのだろう。真面目で信頼性を重視するポジショニングに位置する朝日新聞デジタルでは絶対にできないおふざけ。

twitterの反応

この朝日新聞の新たな挑戦に対し、ネット上では賛否両論が飛び交っている。新しいタイプのニュースサイトだけに、否定派から肯定派まで完全に意見が別れている様子。

特に フカボリはいい機能だけど、どこまで応えてくれるのか疑問という声が多数散見された。withnewsの将来はいかに読者の期待に答えて心をぐっと掴めるかがカギになるのではないか。まさしく探偵ナイトスクープと同じだ。

脱落者が出始めた時期での参入

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さて、この朝日新聞の新たな試み、果たしてうまくいくのだろうか。バイラルメディアといえば、BUZZFEEDやUpworthyといった海外サイトの影響を受け、日本では2014年に入ってから急速に注目を集めだしたビジネスだ。各社が次々とサイトをオープンさせる中、すでに家入一真傘下のdropoutやサイバーエージェントのsharly、EQLAIRがわずか数ヶ月で更新停止に陥るなどといった事件も起きている。withnewsはうまく閲覧者を増やし、軌道に乗せることができるか。今後、取り上げる記事の方向性やフカボリに応える割合などに注目していきたい。

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