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猫のバディは3本足で生きる

netgeek 2020年12月11日
 

左前足がないうえに尻尾の一部もない。それでも元気に幸せそうに暮らすのは猫のバディだ。

バディの話は2012年に遡る。

ボイド・アボットさんの自宅のキッチンにいるところを目撃された猫はいつしかバディと呼ばれるようになった。

どうやらこのあたりをうろついている野良猫らしい。人間には慣れており、まるで自分の家であるかのように振る舞う。

仲良く接してからは毎日のように遊びに来るようになった。ボイドさんの家族はこのミステリアスな猫に夢中になり、丁寧に世話をするようになった。

ところがボイドさんが亡くなった頃に猫も姿を消してしまう。家族で世話をし続けると決めていたのに…。

2019年の夏、バディは突然隣のレイ・ピンセントさんの家に姿を現した。レイ・ピンセントさんはその猫が隣人が愛した猫であることを知っていた。以前よりも弱々しい姿になっていた。

このままでは冬が到来したときに乗り越えることができないのではないか…。それゆえ助けを求めて家に来たという事情もあるのかもしれない。

残念ながら隣家はすでに住人が変わっていたが、猫について説明し「次に猫が現れたら家に入れてあげてほしい」と頼んだ。

翌日、隣人から猫がキッチンにいるという電話を受けた。バディを捕まえて、里親を探すことができるExploits Valley SPCA Adoptablesに連絡した。

スタッフのサラ・マクレオードさんは語る。

「バディは脱水症状でした。獣医によると検査の間、喉をゴロゴロ鳴らしていたとのことです」

サラ・マクレオードさんはバディが健康的になるまで自宅で世話をすることにした。

「朝起きると喉を鳴らして夜になると寝ます。一度も外に出たがったことはなく、家の中を自分の居場所だと考えているようです」

いなくなった期間はきっと野良猫として生きていたのだろう。

安全で食べ物がある室内でゆっくりと生きていってほしい。元気になってからはきっと優しい飼い主が見つかるだろう。

 



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