熊の耳を持つ猫のクイル、見た者の心を鷲掴みにする
netgeek 2020年5月31日
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猫のクイルはロサンゼルスにある保護団体のFriends for Life Rescue Networkに運ばれてきた。耳が熊のように丸いだけでなく、前足が曲がっているのが特徴だ。
まだ手のひらサイズ。
ボランティアのメルさんとゼイン・ランプレイさんはクイルの筋力トレーニングを担当し、生活しやすいように工夫した。クイルは精神面が強く、トレーニングに懸命に取り組んだ。
2人にはよく懐いており、足をよじ登ったりもした。
「トレーニングが終わってからは遊んであげました」
クイルはとにかく愛情と触れ合いを求めた。すでに施設にいた猫のパンプキンはまるでクイルを守るかのように前足で包みながら眠る。
施設に来て数週間してからクイルは熱を出して獣医に診てもらうことになり、そのときに感染症であるFIPが見つかった。
病院に入院してからは数時間おきにご飯を食べさせ、体のセラピーを怠らないようにした。
1週間もするとクイルは回復し、見事な大股歩きを見せた。
「数年前ならFIPは死の宣告でした。クイルは現在、とても元気で体重も増えています」
足が曲がっているとはいえ、走ることも登ることもできる。
写真で見るとかなり大きくなったことが分かる。それでも熊の耳はそのまま。
明るく前向きな性格で毎日を楽しんでいるクイル。見事に病気を乗り越えた。