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奈良の鹿は凶暴化していない?新型コロナウイルスで観光客が激減した今

netgeek 2020年3月18日
 

新型コロナウイルスの感染を防ぐために外出を控える人が多くなってきた。観光客から鹿せんべいを貰うことで有名な奈良の鹿はお腹をすかせていないだろうか?

タイでは猿が大荒れ。

参考:新型コロナウイルスで激減した観光客。飢えた猿たちが大荒れ

すでに記事にしたとおり、タイのロッブリーは観光客が減った結果、野生の猿たちが食べ物を求めて乱暴な行為をとるようになり始めた。通り掛かる車に群がり、何をするか分からない猿相手に安心して街を歩くことはできない。荷物をひったくられる恐れがあるし、特に子供は舐められると予想される。

では日本はどうなのか?奈良の鹿たちはお腹をすかせていないか、そして精神面が荒ぶっていないかが気になる。netgeek動物では現地の情報を募集してみた。

集まった写真や動画を見るに、幸いにも現地は至って平和なようだ。奈良の鹿たちはいつもどおり、のんびりと暮らしている。

ヘドバンしておねだりする鹿。猿みたいに強奪するようなことはしない平和主義者。

そもそも鹿というのは葉や木の皮、木の実などを主食とする動物であり奈良の鹿にとってもそれは同じ。奈良公園近辺の植物を主食として食べているわけであり、鹿せんべいはあくまでおやつ的な存在でしかないのだ。

だから観光客が減って鹿せんべいがもらえなくなろうとも死活問題ではないということ。これは鹿たちにとって非常によかった。

人に群がって乱暴なことをするのが常態化しているというわけではなさそう。

動画もあり。

やはり観光客は少ないようだ。

一部のマスコミ報道やソーシャルメディアの情報では「凶暴化している」という指摘も聞かれるものの、実際は平和そのもの。鹿せんべいに群がることはあるだろうが、それはいつものことであり、治安が脅かされていることを連想する「凶暴化」という表現が適切だとは思えない。

タイの事例と比較するうえでは猿と鹿という違いも大きいのだろう。

…ということで奈良の鹿はちゃんとお利口にしているので安心してほしい。

【追記】

奈良市役所の観光戦略課が「鹿せんべいはおやつ」と説明した。

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