その子猫は後ろ足がねじれていた。優しい家族を見つけるまでの話
netgeek 2020年1月19日
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Alaska Cat Adoption Teamはある日、生後9週間の子猫を引き受けた。体の動きに異変がないか調べたところ、後ろの両足がどうもおかしい。
足がねじれている。
色々な手立てを検討した結果、特別な対応ができるということでAlaska’s KAAATsに助けを求めることにした。子猫にはレディ・パールという名前がつけられた。
初めてAlaska’s KAAATsに来たとき、レディ・パールは辺りのにおいを嗅いだ後に寝てしまった。もしかしたら移動で疲れてしまったのかもしれない。スタッフたちは可愛らしいレディ・パールの姿にメロメロだったという。
Alaska’s KAAATsの創設者であるシャノン・バスナー氏はまず獣医の診察を受けさせた。X線検査の結果、脊柱に問題があり、それが足をねじれさせていることが分かった。
もっとも、レディ・パールは自由に走ったり、登ったりすることができるし、トイレも問題ない。後ろ足がうまく動かないのは事実だが、その代わりに前足を力強く使っているようだった。
レディ・パールは徐々に施設にいる他の動物たちと仲良くなった。猫のみならず犬とも親しくなって遊びに夢中。その存在は小さな竜巻のようで、周囲に幸せを届けていた。
これまで多くの猫と犬を引き受けてきたシンダーさんはレディ・パールに心を奪われた。対面したときレディ・パールは尻尾を振って愛想を振りまいていた。
「耳の近くにいるのが好きみたいで喉のゴロゴロ音が聞こえます」
幸いにも足のねじれは生活にはさほど支障はない。今では新しい家で幸せに暮らしている。