ふかふかの枕に見える物体は実は…
netgeek 2020年1月18日
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見た目で判断してはいけないというのは人だけでなく物体にも当てはまるらしい。これから出すクイズに答えてほしい。
この物体をどう捉える?
白い枕が壁にもたれかかっており、特に珍しい箇所はないように思える。表面は布で中には綿か羽毛が入っているのだろう。
そう思った人はこれから紹介する写真をさらなる判断の材料に加えてほしい。果たして本当に自分の認識は正しいのだろうかと疑いながら見ると面白いことに気づくはずだ。
なにやら男性がイヤーマフをつけながら作業している。枕を作るのにこのような工程は必要ないように思えるが…。
表面がざらついている…?だんだん分かってきた。
そうこれは大理石を削って作られた彫刻なのだ。
ホーコン・アントン・ファゲラス氏はイタリアのピエトラサンタに拠点を置く彫刻職人。空気圧ハンマーなどを使ってブロック状の大理石を意外な形に変身させる。
1975年生まれで、大学でアートを学んだ後にこの技術力で数々の賞を受賞した実力者。Instagramのフォロワーは12万人を超えており、目を見張るような作品を披露してくれる。
最後に実際に製作する様子を見てほしい。石の塊をふわふわの枕に見せるテクニックは伊達じゃない。