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超レアケース。子猫を育てるカラスの母性と友情

netgeek 2019年7月14日
 

1999年、マサチューセッツ在住の老夫婦の自宅に謎の生物が現れた。それはとても小さく、はじめはネズミかと思った。

WallaceさんとAnn Collitoさんは黒い物体が子猫だと気づく。

もしかするとフェンスを超えて誰かが投げ入れたのかもしれない。このあたりはカラスが飛び交っているのですぐに餌食になってしまうのではないかと心配だった。

しばらくしてから一羽のカラスが羽の内側に子猫を入れて温めながらご飯をあげている光景を目の当たりにした。後にモーゼと名付けられるこのカラスは母性本能が働いたのか、子猫の親代わり兼友達となっているようだった。

モーゼは他の外敵から子猫を守りながらも、一緒に遊んだりしている。老夫婦はひとまずその様子をビデオカメラで撮影することにした。

しかしカラスがついているとはいえ、このまま放っておくことはできない。老夫婦は子猫を保護し、家の中で安心して眠れる場所を提供した。朝の6時になるとカラスが玄関で待っているので猫を庭に放す。2匹は楽しそうに遊ぶのであった。

そんな生活が続いて5年、ある日を境にカラスは来なくなってしまった。アメリカでは野生のカラスの寿命は7〜8年なのでもう天国にいったのだろう。

Ann Collitoさんが亡くなった2006年、キャシーは12歳になった。

「猫とカラスの友情というものは素晴らしいと思います」

1999年に撮られた動画はYouTubeにアップされ、メディアにも取り上げられて2019年になった今も絶賛されている。

カラスが異種の動物の世話をするというのは非常に珍しく、それだけモーゼが優しい性格だったことが窺い知れる。

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