シェルターに集まる人たち…。花火の音に怯える犬についてあげている
netgeek 2019年7月5日
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アメリカの独立記念日である7月4日。多くの人が祝う準備をする中、シェルターのスタッフたちは憂鬱気味だった。犬たちが花火の音を怖がってしまうのだ。
安心させるアイデアを思いついた。
シェルターのスタッフであるマーティン・ベッカーさんはこう語る。
「犬たちは花火の音をひどく怖がってもう大変なんです。犬によってはパニックになって自分の体を傷つけてしまったり、目的もなく走り回る者もいます。どうやら身の危険を感じて居ても立ってもいられないようなのです」
こうした問題を受け、動物シェルターであるMCACCは盛大な花火の日でも犬を安心させる企画を思いついた。
単純に犬に人間が寄り添う「犬を安心させようキャンペーン」だ。実は昨年も行っており、アリゾナ州にある2つのシェルターでは合計300人もの人たちが訪れてくれた。
スタッフであるアーミー・エンジェルさんは昨年の成功例を覚えており、今年も実施しようと考えていた。
「人によって接し方は様々。歌を歌ったり、ご褒美をあげたり。座って側にいるだけという人もいます。犬たちは目の前の人に注目がいき、花火の音は気にならないようでした」
非常ににぎやかでなにより。
犬たちも近くに人間がいて楽しそうにしていると安全なのだと理解できるだろう。
このイベントには思わぬ副産物もあった。大半の人が1回限りではなく、その後シェルターと親密なコミュニケーションを取り、続々と里親になってくれたのだ。
現在、MCACCはこのイベントをもっと広めたいと考えている。
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