体重79gの早産猫が親に捨てられてから愛を取り戻すまで
netgeek 2019年4月24日
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小さなぬいぐるみよりさらに一回り小さいけれど立派に生きている子猫。親に捨てられても懸命に生きようとした話をお伝えしたい。
明日を生きられるかも危ない状態。
早産だった猫のヘイゼルは兄弟の中で唯一生き延びた個体だった。
1ヶ月前、オーストラリアのニューサウスウェールズ州で猫のレスキュー隊として活動するカトリーナは、避妊手術を受けていない猫が子供を産んだことを知った。
「家猫だったのにある日外に出てしまい、妊娠して戻ってきたというのです」
ママとなった猫は多くのストレスを抱えており、子育てする余裕がなさそうだった。ミルクもあげないし世話もしない。
カトリーナは子猫を保護し獣医に連れて行った。
子猫は79gしかなく、2時間ごとにミルクを与えた。いつ息絶えてしまうのか心配だったので、ほとんど眠れなかった。
数日後、ヘイゼルはへその緒の感染症にかかってしまう。体力をつけさせようと栄養に気をつけた。
数週間後、ヘイゼルは大きくなり、人間のにおいを嗅いだりするようになった。
「猫を見る度に幸せな気持ちでいっぱいになります」
獣医に何度も通い、ヘイゼルは次第に元気いっぱいでふわふわの猫に変身し始めた。
目もぱっちり開いた。
一番幸せなのは膝の上に乗って毛づくろいしてもらいながら喉をゴロゴロ鳴らす時間。
6週間が経ち。ヘイゼルは美しい猫に成長した。
ゴードンという親友もできた。
一度は命を落としかけていたヘイゼル、今ではとても幸せに暮らしている。