安田純平を擁護したジャーナリスト安田峰俊、橋下徹に間違いを指摘されて自滅
netgeek 2018年11月7日
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順を追って見ていこう。
Yahooニュースに安田純平を擁護する記事が転載された。元は現代ビジネスの記事「安田純平氏へのバッシング、いちジャーナリストとして思うこと」で、安田峰俊という人物が執筆した記事だ。
記事の中では安田純平をバッシングしている代表格として橋下徹が名指しされ、事実誤認があるとして反論が展開されている。
記事のポイントをまとめると以下の通り。
・私は安田純平と同じ苗字だが親戚などではない
・橋下徹は安田純平について「3回も行っているんだから馬鹿の上塗り」と発言した
・これは事実誤認だ
・拘束されたのは3回ではなく2回だ
・他は警察に捕まっただけであり、特に問題ではない
この記事について橋下徹は「そのような発言はしておらず、別の出演者の発言と間違えている」と指摘。
さらに「ネットに出回っている情報で書いたんだろう」「自称ジャーナリスト」と徹底的にこき下ろした。
ここで何が真実なのか確認してみよう。AbemaTVで配信された「NewsBAR橋下」から該当のシーンを抜き出してみた。
— netgeek政治 (@netgeekPolitics) November 7, 2018
橋下徹が熱く「安田純平は英雄ではない!」と主張する中で、元文部科学大臣の馳浩は冷めており、「話すのも時間の無駄。議論するならこれからのことを話したい」というスタンス。そんな中で例の発言が飛び出した。
馳浩「もう3回も行っているんだから馬鹿の上塗りと一緒なんだからそこを議論するんじゃなくて…」
橋下徹「そこで分かりました(笑)馬鹿の上塗りね(笑)」
馳浩「そんなこと(安田純平の是非)よりも今後の展開について…(略)」
橋下徹「次ね」
橋下徹は相槌を打っただけで例の言葉はやはり馳浩のものであることが分かった。やはり橋下徹のほうが正しかったのだ。
さらに、記事にはおかしなところがある。馳浩は「3回行った」と言っただけで「3回拘束された」とは言っていない。それなのに安田峰俊は勝手に解釈を暴走させて「拘束されたのは2回だから間違いだ」と指摘している。これは馳浩としても腑に落ちないところだろう。
現代ビジネスのプロフィールを見てみる。
安田峰俊(36)。ノンフィクションライター。ルポライター。立命館大学、広島大学大学院を経て一般企業に就職。現在は著述業で立命館大学研究員とのこと。
おそらく橋下徹も執筆者について調べ、「自称ジャーナリスト」と一言でまとめたのだろう。顔写真に重ねるようにして「ノンフィクションライター」と肩書をつけているが、書いていることは完全なフィクションであった。