安田純平さん解放、カタールが身代金を払っていた
netgeek 2018年10月24日
|
前回の記事:安田純平さん、4つの名前を使っている謎。山本純平、パク・ホットク、ウマル
菅官房長官が最新の情報を説明。
日本政府はテロ組織に対抗する措置として身代金を支払わないという姿勢を貫いている。だが、今回ばかりはなぜかカタールが肩代わりして支払った。
シリア人権監視団は安田純平さんについて「多額の身代金が支払われた」と説明し、アブドルラフマン代表は「身代金は日本ではなく、カタールが支払った。国際的にアピールするためだ」とコメントした。
この事実は菅官房長官も認めている。安田純平さんの身代金は当初150万ドル(約1億6,500万円)が要求されていたが、日本政府は一向に交渉に応じず、ついには50万ドル(約5,500万円)にまで値下げされた。
この頃、安田純平さんが「私は韓国人のウマルです」と発言して波紋を呼んだ。母親や妻に確認したところ、安田純平さんは日本人であり、韓国人ではないことは確かなのだという。さらにウマルという名前も韓国の名前ではない。なぜこのような奇異な発言をしたのかはこれから本人に確認すべきだろう。
解放にあたって玉川徹は安田純平さんを擁護した。
出典:https://twitter.com/onoderamasaru/status/1054877844113809408
玉川徹「敬意を持って出迎えたい。私は(世論になっている)自己責任論を否定する。民主主義を守るジャーナリストであり、兵士と同じく彼を英雄として扱うべきだ」
しかしながらこのような見方はかなりの少数派だ。日本政府が危険だから行くなと警告しているのに渡航を強行したのは完全な落ち度だった。さらに調べてみると安田純平さんは過去に何度も拘束されたことがあることが分かった。ネット上では「プロ人質」「犯人グループと結託して金儲けしている」という穿った見方も飛び交う。
ここで2015年の安田純平さんのTwitterでの投稿を見てみよう。日本政府に反発し、独善的な意思を表明している。
戦場に勝手に行ったのだから自己責任、と言うからにはパスポート没収とか家族や職場に嫌がらせしたりとかで行かせないようにする日本政府を「自己責任なのだから口や手を出すな」と徹底批判しないといかん。
— 安田純平 (@YASUDAjumpei) April 3, 2015
シリアのコバニには欧米からもアジアからも記者が入っていて、フェミニストの若い女性やら学生メディアやってる大学生やらまで集まっているが、日本は経験ある記者がコバニ行っただけで警察が家にまで電話かけ、ガジアンテプからまで即刻退避しろと言ってくるとか。世界でもまれにみるチキン国家だわ。
— 安田純平 (@YASUDAjumpei) June 19, 2015
トルコでも爆破事件があったし、コバニなんてあのあたりではかなり安全といえるんでないか。いまだに危ない危ない言って取材妨害しようなんて恥曝しもいいところだが、現場取材を排除しつつ国民をビビらせたうえで行使するのが集団的自衛権だろうからな。
— 安田純平 (@YASUDAjumpei) June 19, 2015
気になるのは日本に帰国してからどうなるのか、そして身代金を肩代わりしたカタールはこれからどう動くのかということ。まだまだ大きなニュースが続きそうだ。
Comments (10)