朝日新聞が「訂正・おわび」の記事に検索避けのnoindexタグを入れている謎
netgeek 2018年8月24日
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不可解な行動。
朝日新聞内にある「訂正・おわび」というページに注目。例えば8月22日をクリックすると…。
記事に誤りがあったと訂正されている。問題はこのページのソースだ。右クリックで確認すると…。
なんとnoindex、nofollow、noarchiveタグがまとめて入れられている。
タグについて簡単に説明すると以下の通り。
noindex:検索結果に表示させたくないときに入れる
※例えば同じページを作る際など、検索エンジンにスパムと誤解されないように使うことがある
nofollow:ページ内にあるリンク先がクロールされなくなる
※リンク先にリンクの評価をあげたくないときに使われることがある
noarchive:キャッシュされなくなる
要するに朝日新聞は「訂正・おわび」の記事を一切、検索エンジンに感知させないようにしているのだ。8月23日の記事も確認したところ、同じようにタグが入れられていた。
「内容が少ない低品質なページなのでnoindexタグを使っている」という言い訳も予想されるが、それならば訂正記事を月ごとに1つにまとめるなど他のやり方はあるわけで、読者は納得しないだろう。
タグがいつ入れられたのかは不明。
netgeek編集部はさらに調査を進めるうちに奇妙なことに気がついた。
なんと朝日新聞内に同じ訂正・おわびの記事が2つあるのだ。
▼訂正:2018年8月22日(8月22日1時51分に公開)
▼訂正して、おわびします(8月22日5時00分に公開)
後者のほうにはnoindexタグが入っておらず、きちんと検索エンジンでヒットするようになっている。しかし、そうするのであれば前者の記事はいらないのでは?なぜこのような二度手間を犯しているのか意味が分からない。
後者の記事を公開して「訂正・おわび」の一覧にリンクを載せる。それだけでいいではないか。
腑に落ちないが、ひとまずここまでで分かったこととして記事にしておきたい。また新しく分かったことがあれば追記として書きくわえたい。